22.重兵衛茶屋
 国道372号線を八上城跡・高城山の麓の方へ入ると、その道は昔の京街道(山陰街道)である。そこの曲がり角のあたりに重兵衛茶屋(重兵衛茶屋バス停から徒歩すぐ)がある。江戸時代、播磨方面から参勤交代のためにこの地を通る大名をはじめ、いろんな旅人たちは、古市から真南条をへて、小枕・女畷を真っ直ぐに東へ進み、この南側に出るのが普通の道中であった。また、篠山城下より最初の八上の一里塚も間近にあり、京都方面からたどり着けば、一応の目標となる要衝に出来た立場茶屋である。行き交う人々が一服して、一息入れる、重兵衛さん経営の休憩所であったわけで、付近には、気軽に入れる茶屋が何軒かあって、繁盛していたものと思われる。そのころの建物の一部が今も残っており、町指定の文化財となっている。
「丹波篠山五十三次ガイド」より