38.玉 水(篠山町黒岡)
| |
| 城北口バス停から徒歩約10分
法昌寺の北西約300mほどの田に囲まれたところに、清水が湧く小池があり「玉水」と呼ばれ、町指定の史跡となっている。かつて、数本の老松がそびえていたが、全て枯れ寂れていた。しかし最近、小公園として整備された。 古書や伝承によると、この小池はもと西黒岡川の川筋にあたるるという。その川は、篠山築城のころには二の丸北西部の山裾に激しく流れ込んいて、それ利用したのが積み上げの井戸であり、埋めるとき川床に竹の束を並べたので、両方とも今も涸れることがないといい、城中の水量の観測池との説もある。城主が復元の際、金気を嫌って金具を使わず、鮑貝で掘らせ、形もそれに似せ、貝の五つの穴にあたる所に、松を植えたと伝えられている。 傍らに、元禄5年(1692)城主松平信庸が建てた「日置玉水の碑」がある。碑文には、村人たちはこの清水を飲料水や酒の醸造に使い、余った水は田畑に注いで喜んでいるので、その様子を刻んでおくとして、玉のような水しぶきは永遠に尽きることはないであろうと、漢詩でしめくくっている。 「丹波篠山五十三次ガイド」より | |