79 住吉神社(川原)
  川原バス停から徒歩約2分

 福住小学校の東約300メートル、国道の北側に住吉神社がある。永保元年(1081)に大江匡房が住吉大社からご分霊を勧請したものと伝えられる。 主祭神の住吉大神は、航海の神、農業・産業神、和歌の神として広く崇敬されている。この付近はもと川筋であったので、災害の防止と豊作を祈って、創建したのであろう。
 足利11代将軍義澄の時、一品式部卿邦高親王が参詣したという。領主の仁木氏や籾井氏が保護を続け、歴代篠山城主も尊崇した。寛文2年(1662)、城主松平康信が本殿を修復し、総欅造りの鐘楼(町・文)と釣鐘及び神田などを寄進している。
 毎年、7月30、31日の例祭は、水無月祭と呼ばれ、6台の山車が宮入りして「打込囃子」(町・文)を伝統ある楽器を用いて奉納する。
 もと神宮寺の書院の表と裏に、1969年、重森三玲氏によって作られた名庭園があり、表庭は、七五三的な配石と植栽がよく調和しており、裏庭は住之江の庭といい、枯山水の石庭で、四国の青石を蓬莱仙島に見立て、白石砂が三段階の大波を、竹垣は網干を表すなど見事な工夫がされている。

「丹波篠山五十三次ガイド」より