交流と共生 温もりある田園文化都市づくり



   篠山町長 瀬戸 亀男

 新年明けましておめでとうございます 皆様にはご家族お揃いで輝かしい新 年をお迎えのことと心からお慶び申し上げます 昨年は、四月の町長選挙におき まして町民皆様のご信任を賜り 議会の厚いご支援とご協力を得て 真摯に町政の 進展に邁進できましたことあらためて厚くお礼申し上げます 返りみますれば、 この一年は、目前に迫った二十一世紀の新しい時代の幕開けに夢を馳せながら、 次なる時代に対応できる「交流と共生」の町づくりを信条に、全力で駆けた一年 でありました。


世界は今、地球規模で環境や健康、文化といった真の豊かさを求める成熟社会 へと移り変わりつつありますが、私は、こうした国際社会の流れにあってこそ、 誰もが安心して暮らせる地域づくりを進めなければならないと思いも新たにして いるところです。
さて、昨年の八月には、丹波地域においてまれにみる集中豪雨により町内にお いても大きな災害の爪痕を残しましたが、一昨年の阪神・淡路大震災を教訓にし ながら、その対応については総代様をはじめ消防団等多くの皆様方の素早い的確 な対応によって、被害を最小限にくい止めることができましたこと、関係者皆様 方に厚くお礼申し上げます。


  次に、多紀郡の大きな課題でありました国立篠山病院問題は、議会をはじ め篠山町地域医療検討委員会、さらには多紀郡各町において真摯な議論を重ねて いただいた結果、篠山町がこれまで進めてきた確かな受け皿としての学校法人兵 庫医科大学の誘致にご理解をいただき、その実現により良い方向性が見いだせた こと、この上ない喜びとするものでございます。
 また、念願でありました「篠山東中学校」の校舎建設工事の着手、さらには 丹波地域のシンボルともいえる「篠山城」の大書院復元工事に取り掛かることが できるなど意義深い一年でもございました。


 ところで、今春には、待望久しかったJR福知山線の複線化が実現し、私た ちの丹波もいよいよ名実共に阪神都市圏域となります。迫りくる都市化の波に対 応するためにも、確かな土地利用計画のもと恵まれた自然環境を保全しながら、 快適な都市機能をも備え持つ個性のある「ふるさと日本一丹波篠山づくり」に取 り組んでいかなければなりません。
 特に、阪神都市圏になったといえども、若年層のふるさと離れの現状を垣間 見るとき、若者定着を図るための企業誘致をはじめとした産業や商業基盤の確立 。また、特産を礎とした新しい農業施策の樹立、さらには恵まれた自然を活用し たレクレーション施設の整備や福祉と文化の森構想の推進 中学校の跡地利用の あり方 生活排水処理対策等々多くの行政課題について積極的に取り組んでまい りたいと考えています。


「丹波篠山」、時代は移り変われど、私たちはこのふるさとを舞台に、互いに 助け合い、共に生きるやさしい心を大切にしてきました。 変革の時を迎えた今 、「交流と共生」から安心して暮らせる住み良いまちづくりは誰もの願いであり 、その希求に愛と創意をもって全力で取り組む覚悟でございます。 時代の流れ は、地方の時代へと移り、個性ある地域づくりが叫ばれています。これまで再三 にわたって議論されながらも、その実現がされなかった多紀郡の合併問題は、こ こに来て、四町合意のもと合併研究会が設置され、すでに各地区で説明会を開催 し町民の皆様方の率直なご意見をお聞きしてまいったところです。

  私たちの多紀郡では、都市化に対応できる住みよい生活基盤づくりを進め るうえで、合併による新町づくりは、今に課せられた大

きな行政課題でもあります。今後、町民皆様方と対話を重ねる中で、住民主体 の住み良い町づくりを進めなければならないと痛感しているところでございます 。 迎えました新しい年が次なる新しい時代への躍進の年となりますよう、町民 の皆様のご指導、ご協力をお願い申し上げ、併せて皆様のご健勝をご祈念申し上 げ年頭のごあいさつといたします。

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