約6割の部屋で家具が転倒・散乱した!!
阪神・淡路大震災では、約6割の部屋で家具が転倒・散乱し、テレビなどの家電製品が凶器となって飛び交い、多くの死傷者を出しました。
阪神・淡路大震災での死者行方不明者は6千人を超えました。そのなかでも、家屋や家電製品の倒壊等による圧迫死と思われるものが全体の約90%を占めています。

また、負傷者は4万3千人を数え、その負傷者のなかには、建物自体に特別な被害がなかったものの、家具の転倒や散乱によって、逃げ遅れたり、怪我を負ったりした方が多数含まれます。
(参照:消防庁ホームページ http://www.fdma.go.jp/html/life/kagu1.html)
「テレビ台からテレビが飛んできた!!」
平成16年10月21日に発生した新潟県中越地震の資料を見ると、震度6強を記録した地域で「テレビ台からテレビが飛んできた。」「割れた食器がいっせいに飛び出した。」などと話す被災者がおられました。
それよりも強い震度を記録した阪神・淡路大震災でも、同じように「テレビが飛んできた」という証言のほか、「ピアノが壁を突き破った」と証言をする被災者もいました。
このことから、住宅自体に倒壊などの被害が生じなくても、大地震の際には家具や家電製品が“凶器”になります。
まずは、家具や家電製品の配置を工夫し、次に固定しましょう!!
家の中でのケガなどを防ぐには、普段から地震に備えることが重要です。
まずは、家具の配置場所を工夫することで、転倒による被害を防ぐこともできます。

(出典:地震による家具の転倒を防ぐには 監修:国土交通省 総務省消防庁 都市基盤整備公団)
次に、タンスや本棚などの大きな家具は、丈夫な壁や柱に固定します。テレビや冷蔵庫など重い電気製品も固定する必要があります。また、それらの上には、重いものや花瓶などの倒れやすいもの、割れやすいものを置かないようにしましょう。
さらに、台所の天井近くの棚や食器棚などは、中のものが飛び出さないよう、扉に掛け金などを取り付けましょう。重い食器や調理器具は低い場所に収納するだけでも、効果を発揮します。
家の中での地震対策は、家族の安全に直結します。各家族みんなで取り組み、地域の減災に努めましょう。