丹波ささやま
広報インターネット版
1999年10月号
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表紙
(表紙の写真)
西紀北小学校では敬老の日を迎えた9月13日、同校区内で米寿を迎えられた
橋本コツルさん(遠方)ら3人に児童と職員が手作りをした千羽鶴を贈りました。
(1)

和子さんと登久子さんの街かどリポート ふるさと発見伝6

熊谷さんと山崎さん

捨てる過去から生かす未来へ

篠山市清掃センターを見学
街かどリポーター 熊谷和子(杉) 山崎登久子(郡家)
 懐かしいものや美しい場所だけが「ふるさと」ではない──「人間の生活の原点がここにある」──そんな思いで8月29日、篠山市清掃センターを訪ねました。今回はいま、全国各地で社会的に大きな問題になっているゴミについての少し辛口リポートです

はじめての清掃センター見学

  国道176号線の大山下交差点から車で西へ約5分、山の広大な敷地に清掃センターはあります。まったく初めての訪問で、いく分か緊張しつつ大きな橋を渡りました。出迎えてくださった同センター主査の松上さん、赤井さんに案内され、ひとまず事務所の2階でセンターの概要説明を聞きました。河南高博所長は「まあ、現場の声を聞いてやってください」とあいさつ。続いて松上さんは、「一日8時間、20トンの焼却炉が2基で40トン。これがこのセンターの処理能力です。ところが10年ぐらい前から、どんどんゴミの量が増えてきて、今では平均60トン、一週間の限度枠200トンのところ、実際には300トンを超しています。そこで一日の稼働時間を3時間延長しているのが現状です。それでも追いつかず、地元の了解を得て、さらに土、日曜日にも稼働して処理しています。対応策は、とりあえずゴミの量を減らすこと、燃やすゴミを減らすことです。分別すると『かさで6割、重さで4割を減らすことができ』、これを実行することで日本のゴミは半減します」と、分別収集のことを詳しく話してくださいました。
 ゴミをできるだけスリム化していくために考え出された「容器包装リサイクル法」が平成9年4月から施行され、旧多紀郡でも広域事業としてスタート。「捨てる過去から、生かす未来へ」と銘打ち、アルミ缶、スチール缶、ガラス、ペットボトルの4種類のリサイクル収集が実施されています。「百聞は一見にしかず」ということわざにあるように、次に現場の作業を見てまわりました。この日は幸い曇り空で、真夏とは思えない過ごしやすい日でしたが、センター内を回り始めるとすぐに可燃物の処理場からは生ゴミ特有の臭いが漂ってきました。

手作業での分別にビックリ

 同センターは築25年。県下で最も古いとされる可燃処理施設は、耐用年数をすでに超えており、老朽化したといってもよい姿で、満身ありったけの力を込め、フル稼働しているように見えました。大きな口を開けた投入口から、ゴミが投げ入れられ、クレーンでかき混ぜられながら水切りをし、次の行程へと送られていきます。「できるだけ家庭の生ゴミの水切りをしてくださいとお願いしているのはここなんですよ」と松上さん。そんな説明を聞きながら、ゴーゴーと音をたて、赤々と燃える炉の中をのぞき窓から見ながら進んでいきました。
 次に見学した不燃物処理施設は、山あいの開拓地にあります。ターンテーブルと呼ばれる設備を使って、アルミ缶、スチール缶、ガラスの分別が行われていましたが、この作業には本当に驚きました。すべて手作業で分別し、ゴミ袋から開けられた現物を7、8人で、一つ一つ手で分けられていきます。その素早い手さばきにはしばらくの間、みとれていました。作業をされている方に「ゴム手袋だけでケガをされるようなことはありませんか」と尋ねると、「ガラスなどではめったにありませんが、ときには注射針のようなとがった物で突くことがあります」と実状をお話いただきました。
 ペットボトルの作業現場では、分別された後、出されているはずなのに、油のペットボトル、卓上ガスボンベ(それも穴の開けていないもの)、どろだらけのペットボトルが出されていました。私たちの無造作な行為が環境破壊につながっている。一人ひとりが「ゴミ奉行」にならんとあかんなーと、真剣に考えさせられました。

分別収集は大きな手助け

 センター内を一回りし再び事務所でお話をお伺いしました。松上さんは、「やはり心配なのがダイオキシンの問題です。ダイオキシンは塩化ビニールを燃やすと発生します。現在は数値的には問題はありませんが、常に細心の注意を払っています。センターの役割は、『燃やす』『減らす』『再利用』とさまざまですが、市民の皆さんの分別収集は大きな手助けです。分別はたいへんな作業ですが、分けることで資源になり、製品のための原料になるという意識で実行してほしいのです。各家庭でのご協力をお願いします。回収ルートの問題などいろいろありますが、行政がもっとPRすることが大切です」と心強く話していただきました。

みんなが「ゴミ奉行」に

 帰り際に「また来てくださいね。直接市民の皆さんとの対話がなければセンター内だけでの意識になってしまいますから」と声をかけていただきました。
センターで働いている皆さんの気持ちを一人でも多くの人が知り、「ゴミ奉行」として行動しなければと感じた今回のリポートでした。
 この地球は、未来の子どもたちから預かっている大切なもの。浅はかな考えで地球環境を破壊に導く愚かな行為は絶対に許さない。地球環境の保全は、今を生きる私たち大人の責任であり義務なのだから、課題は多いがみんなで真剣に取り組まなければ大変なことになってしまう―
そんなことを思いながら帰路につきました。

(4)
●ぼくとわたしの作品らんど
井関さんの作品 森本さんの作品
「はじめての体育発表会」
日置小3年
井関早百合さん
西紀北小1年
森本 麻美さん
足立さんの作品
「ほたるぶくろの花」
カミナリ
「ゴロゴロ」
カミナリがなった。
私のよこにはお父さんがねていた。
私はお父さんをおこそうとした。
お父さんがねているのは、まどがわだったので、
まどのの外を見ると光った。
するとすぐに「バキバキズドーン」カミナリが落ちた。
私は布団の中にすぐもぐった。
お父さんは気にせずにねていた。
私はカミナリがなっている間、ずっとおきていた。
ピカッと空が光った。私は目をつぶった。
でも目をつぶってもねむれない。本当にこわいカミナリでした。
日置小6年
足立 真子さん
西紀北小6年
西山 愛里さん

(5)

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