丹波地域における緑豊かな地域環境の形成に関する基本方針(序) 丹波地域は、阪神大都市圏に近接した位置にありながら、山や川、野や里の緑豊かな森や田園の景観が残され、これら豊かな自然が歴史や文化と一体となった緑豊かな地域環境を今日まで維持してきている。そして、この緑豊かな地域環境や伝統文化など地域の特性を生かしながら、人と自然と文化が調和した地域づくりをめざそうとする「丹波の森構想」が提案され、現在、地域の人々と行政とが一体となってこの構想に基づいた、丹波の森づくりと称する地域づくりが行われている。 しかし、社会の大きな変化の中で、緑豊かな地域環境を維持し、地域社会の基盤となっていた農林業の位置づけも変わり、若年層の流出などに対応して健全な、活力ある地域社会を創り出していくことが大きな課題ともなっている。 また、一方で、近年の高速交通網の整備やJRの複線化などによる交通条件の向上は、地域の置かれている基礎的な条件に大きな変革をもたらし、今後、開発インパクトの高まりとともに、緑豊かな地域環境が失われていくことも予想される。 このような状況の中で丹波の森づくりを進めていくためには、適切な土地利用のあり方を示し、森林を中心とする緑豊かな地域環境を保全しつつ開発を適切に誘致し、誘導することで、地域の振興や活性化を図っていくことが重要である。 以上のような基本認識のもと、 丹波の森構想の3つの理念、 「自然と共に生きる地域社会」 「潤いと安らぎのある地域社会」 「活力ある開かれた地域社会」 に基づき、緑豊かな地域環境の形成に関する条例(以下「条例」という。)第8条第1項の規定による、丹波地域における緑豊かな地域環境の形成に関する基本方針を以下のとおり定めることとする。 |