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(1) 丹波の地域環境が損なわれるおそれ


ア) 農林業を通じて地域環境を育てていく力の衰え

 丹波の地域環境のよさの重要な要素である森や田園の環境は、長期間にわたる自然と人々の営みとの関わりの中でつくりだされてきたものであり、人々のケア(手入れ)に大きく依存している。これらは里山の利用と管理を含めて、農林業という生産活動や生活を通じて守り、育てられてきた。

しかしながら、今日、農林業を取り巻く厳しい経済環境、若年層の減少などに伴う担い手の不足などにより生産活動としての農林業は多くの課題を抱えており、さらには地域コミュニティの活力の低下などに伴い、森や田園の環境を適正に維持・管理していくことが困難になりつつある。

イ) 自然や景観に配慮しない開発のおそれ

近年の高速道路網の整備、JR福知山線の複線化など、交通条件の飛躍的向上により住宅、工場・流通施設、レクレーション施設等の開発が活発化することが想定される。

すでに、市街地や集落地の周辺でのミニ開発や主要道路沿道における施設立地などにより、土地利用上あるいは景観上、支障となる場合が生じている。
これらの開発を市場経済にのみ委ねておけば、自然や景観に配慮することなく開発が無秩序に行われ、丹波の地域環境のよさが損なわれるおそれが生じてきている。