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(2) 地域環境形成の基本方向

丹波地域において地域づくりを進めていくためには、現在の地域環境を現状凍結的に保全するのではなく、良好な地域環境づくりを行いつつ、同時に、都市的な開発整備等により人々の生活や活動を支える基盤(生活・産業・交流)づくりを行っていくことが必要である。
そのためには、地域における諸活動を地域環境との関わりの中で秩序づけて、それぞれの場所に応じて的確に誘導していくことが重要である。
丹波地域の地域環境形成にあたっては、現在の丹波らしい地域環境を前提としてそれを守り育てながら、その中に溶け込ませて、いかに人々の生き生きとした活動の場をつくりだしていけるかが重要となる。
その望ましい将来のイメージは、次のようにまとめられる。

小さな山々がいくつも連なり、田畑やまちを森林の緑で包み込んでいる。
山々の森林は適切な手入れがなされ、人々の日々の生活の中でどこからでも望むことができる風景の骨格となっている。
森林の緑と田畑の緑とが基調となっており、新しくできるまちや施設は、山においては森林の緑の中に埋もれ、さとにおいては樹木の緑の中に見え隠れするなど周辺の景観に溶け込んでいる。
また、まちにおいては、緑が効果的に配され調和ある町並みを形成している。

今後以下の点を基本方向として、このようなイメージに沿った地域環境の形成を図るものとする。

ア  森と田園を基調とする地域環境形成に果たしている役割にも配慮して農林業が適正に行われること

イ  自然とのふれあいの場という新たな役割に対応して里山等が適正に管理・活用されること

ウ  道路や河川等の公共施設が自然に配慮して地域の新しい魅力ある環境を創出するように整備されること

エ  都市的な開発及び施設整備が地域環境と調和し、さらには新しい魅力ある環境を創造しうるよう行われること

特にエについては、地域づくりの観点からも適切な開発や地域整備の誘導とあわせて、地域環境の創造に配慮することが重要である。そのため、主として地域環境形成の観点から土地利用を捉えて誘導していくための、適切な地域区分の方法と、その区分されたそれぞれの区域にふさわしい地域環境と都市的な開発を行う場合のあり方の指針を、次章以降に示すものとする。