1997年11月号

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(京都府亀岡市から 和田昌幸さんとご家族皆さん)

伝統が生きるデカンショのまち
篠山町ホームページのアドレスは
http://www.hk.sun-ip.or.jp/sasayama/

晩秋の丹波篠山は 旬の味覚がいっぱい!


黒豆の枝豆 丹波栗 松茸etc山と積まれた特産ブランドが
人また人の行列をなして 飛ぶように売れている…
去年よりも今年と年々高まる人気は止まるところを見せない

  丹波篠山味まつり 連休の初日10月10日の人出は延べ約6万人
行楽日和にも恵まれて 家族連れがめだって多い
篠山の秋 豊富な旬の味覚にさそわれて 身も心も安らぐのかも 
(1)
今、魅力ある婦人会活動に注目が集まっています!
婦人会の組織力がかつてほどなくなったと言われる昨今、その原因と対策について努力されている篠山町婦人会の現状をレポートします。




9月29日行われたグランドゴルフ大会のワンショット














限りある資源を有効に利用しようと行われた
「リフォームファッションショー」


●総体的に会員が減りつつあって…


  「ここ何年かの景気の低迷、会員の後継者(世話人・役員のなり手)不足、価値観の多様化、働きに出る女性の増加、義務的・犠牲的な側面に縛られすぎからなどなど…。組織運営をするには、あまりにもマイナス要因が重なり過ぎていたのではないでしょうか」と、お話しいただいた現在の婦人会長・黒田泰子さん(篠山町向井)。
  婦人会は、集落を一単位の基盤として「班」を構成し、班が小学校区の集合体となって「支部」となっています。近年、前述の諸要因によって会員不足が進み、班の構成が困難となって婦人会活動を休止するいわゆる「休会班」が十一校区のうち、後川支部を除く十校区に及んでいるとのこと。
  婦人会組織として、さまざまな手立てを講じながらも、なかなか復帰が思うように進まないという現状が見受けられます。そんな中でも、どっこいしたたかな婦人会魂が健在だと実感しました。

●いま婦人会が進められているのは?

  過日、婦人会の支部長さんや役員の皆さんが集まられたとき、お話を伺った皆さんの声から。「働きに出られる女性が増えましたけど、だれでも楽しいこと、ストレス解消、自由参加の設定などで参加しやすい条件が整えれば来てもらえるんやないでしょうか」「会員同士の誘い合いも大事ですね」、「班(支部)でがんばろうとする人=核となる人がいるかどうかでしょうね。リーダーとなる支部長さんの姿勢にもよるでしょう」、「とにかく顔を合わす機会をつくることですね。趣味・サークルを中心にしたとしてもいいと思うのです」「出にくい人には無理を言わない。出られるときに出ていただくということで、そんなゆとりがいつかできるものです」、「班長をしていたときに助けてもらったので、代わったときには協力するという気持ちでいました。こんなことも大事なんでは」…。皆さんそれぞれに、婦人会に参画される前向きな気持ちが伝わってきます。

●婦人会の良さって何でしょうか?

  「一口に言って、何にも増して大きな組織力があることでしょうか。会員の力を一つに合わせれば、かつて女性の力が結集し『参政権』獲得の歴史があったように、国政をも動かす力になるということです。大きな力をたくわえ発揮できる婦人会活動に誇りをもって活動を進め、会員一人ひとりの自覚と、協力し合うという気持ちの持続がとても大切です」と、黒田会長さん。そこで、婦人会の魅力を探ると…

●これからの婦人会は、楽しめる「仕掛け(企画)」づくりで、まず喜んで参加してもらうことです。

●都会から来られた方、都会から郷里へ戻られた方などで、人とのふれあい、知り合いになれることの喜びが婦人会にはあるという声を聞きます。

●年間を通じて、いろいろな事業など に出向き、準備から運営、片付けに至るまで見えない苦労がたくさんあります。この苦労を一人で背負うことなく仲間同士で共有することが次へのステップにつながるということです。

●婦人会を男性社会がどう見ているのか。「持ちつ持たれつ」の原則を心底理解してほしいのが本音のところではないでしょうか。


●魅力ある婦人会活動を求めて

 「婦人」というネーミングが家庭を守る「主婦」というイメージがあると思えるのですが、婦人会となるとかつて戦前の時代に兵役で家を出た夫(成年男子を含め)などの留守宅を守ることという立場からの印象があります。現在の戦争未体験の世代にはピンとこないかも知れませんが…。その点、現在的なセンスで「女性の集い」とか「女性」をまくらことばにする団体名が、最近富みに増えてきています。
 今、名称はともかく、婦人会も幅広い世代の女性が相集える場づくりをしようと試みられています。時代の趨勢とはいうもののいろいろな工夫が凝らされ魅力ある婦人会組織・運営のあり方が少しずつ変わってきているのです。「ムラ」から、あるいは「行政」のしがらみから脱皮をして、地域での役割はもたせつつも本来の目的である社会参加によって視野を広め、新たな人間関係の広がりが自己の人間性を高めていく」という方向へと変化しつつあるといえます。
  前述の、職業をもつ女性層の増加によって日常活動という姿は困難となってはいるものの、何か自分たちのために、ひいては地域の役に立てるようにとボランティア活動や、趣味と実益を兼ね備えたグループ活動など、こじんまりとしかも実質的に価値観の高い位置付けをして取り組まれつつあるというのです(別記、各種事業の展開例参照)。ところが、単にグループ化に済んでしまわないところに婦人会のすばらしい力を見受けます。横とのつながり、仲間のふれあい、苦労を共にするという大事なポイントをしっかりと踏まえられている結果だといえるでしょう。
  女性の力は未知数だといわれる現在、婦人会特有の活躍する分野を確かなものにして一層の活躍が期待されます。今後の婦人会活動に心からエールを送りたいと思います。
●幅広い世代間交流で生涯学習活動

世代を超えて仲間づくり、古い活動の枠から離れ組織のカラにこだわらない自由参加の活動を展開。
(1)ボランティア活動老人ホームや養護施設などを訪問して、施設のお手伝いをしながら、高齢者や子どもたちとふれあい、ボランティア精神を学ぶ
(2)グラウンドゴルフ大会の実施 町広報紙により、婦人会員だけでなく広く町民皆さんに呼びかけて交流しあう
(3)生涯学習をめざしたグループ活動

●ふしぎな花倶楽部 自然の草花を活用して絵画に見立て、額づくりを楽しむ

(ときところ)
毎月第1(金)篠山市民会館、
毎月第3(金)中央公民館
いずれも午後7:30〜

○リフォーム学習 限りある資源を大切にしようと、使わなくなった着物など衣類を再利用して、今風の衣類に作り替える。ときにファショショーを開いて成果を披露しあう

(と き) 毎月第24(火)午後7:30〜
(ところ) 東部公民館


●着付教室 伝統ある着物の着こなしを身につける

(と き) 毎月第24(木)午後7:30〜
(ところ) 篠山市民会館


○写真クラブ カメラの扱い方から写真の撮り方まで、初歩的な技術を学び、撮影の楽しさを学ぶ

(と き) 不定期
(ところ) 篠山市民会館


※詳しいお問い合わせは、篠山市民会館(Tel52−5151) または中央公民館(Tel56−3171)までどうぞ。

(2)

街かどレポーター
山本みち代(立町)
みち代さんの街かどレポート

ふるさと新発見伝7

●丹波篠山味まつりで実感
人また人の大にぎわい!


いよいよ秋本番!スポーツの秋、行楽の秋…と、秋はいろいろ形容されます。篠山の秋は何といっても味覚の秋!10月10日から12日の3日間、旬の味覚が出そろう「丹波篠山味まつり」。その初日を取材しました。

飛ぶように売れていた枝豆


 
10月10日は晴れの特異日(晴れる確率が最も高い日)だそうです。この日もイベント日和と呼ぶにふさわしい雲ひとつない秋日和。日中は汗ばむほどの良いお天気でした。
 私が会場に到着したのは開幕式典の始まる30分前。にもかかわらずあちこちの席ではもう盛り上がっているではありませんか。テントの前ではもう行列ができているのにびっくりしてしまいました。開幕とともに会場は熱気ムンムン、雰囲気は最高潮となっています。

デカンショ娘による鏡割り
  デカンショ娘による鏡開きの後、ふるまい酒が行われましたが、もうその直後にはあっという間に長蛇の列。驚いている間もないという雰囲気です。
 皆さん上機嫌の中、お話を伺うことができた女性3人組。今日はJR「丹波グルメ列車」でやって来たということでした。「まだまだおいしいものがたくさんあるということなので、今日はいっぱい楽しんでいきますよ」と笑顔で話されていました。(西宮の松島さん一行)

「グルメ列車」やってきた松島さん一行
  味わいコーナーに行ってみると食欲をそそるにぎわいでいっぱいです。その中で悠々と席を囲んでおられる一行がありました。「列の方には並ばれないんですか?」とお聞きしたところ、「並ぶのが大変でね。もう腰を据えて食べています。」というお答え。(加古川の八田さん)その答えが納得できるほどの人たちが回りで行列をつくっているではありませんか。最後尾の人がどこなのかもう分からない状態です。
  各模擬店で働いている人たちも大変です。てんてこ舞いというのはこんな状態のことをいうのでしょうね。

加古川からお越しの八田さん

新米で作った「焼きもち」に行列
 なるほど味覚サービスが始まって数10分でもう予定終了のアナウンスが聞こえているではありませんか。
 では並んで食べている人たちはどのくらいの時間並んでいるのだろうかと、お聞きしたところ、何と「一時間半ぐらい並びましたよ。でもそれだけ並べばとってもおいしいですよ」と笑顔でお答えいただきました(地元の辻さん)
 ふるまう方も大変だけど、並ぶ方も大変だと変な感心をしてしまいました。
 皆さんこのイベントを、ポスターや広告などで知ったという人が多かったのですが、中にはインターネットの情報で知りました。という人もおられ、かなり広範囲でこのイベントが知れわたっているのに感心しました。
 皆さん味まつりを思い思いに楽しまれているようでしたが、中には「駐車場の案内がなくてここまで来るのが大変でしたよ」とか、「列に並んでいても、どこまで食べられるのか分からないですね」などと、耳の痛いお話しも多くの聴きました。これは今後の課題として、来年に生かしていただきたいものです。

地元篠山の辻さん
 篠山の秋・味覚を満喫した皆さんの両手には抱えきれないほどのお土産が下がっています。笑顔で帰路に着かれる姿が印象的でした。
 10月10日、1日で約6万人の人がこのまつりに参加されたとのこと。NHK朝の連続ドラマ「甘辛しゃん」の放送も始まり、ますます有名となる様子の篠山町。今後さらに、観光客が増えるものと予想されます。そうなると「観光のまち篠山」の特色がなお一層際立ち、篠山の良さを発見していただけるに違いありません。
 一方で、観光客が多くなれば、中には「食べ捨て飲み捨て」のちょっぴりマナーのわるい人たちもいたことが気になりました。でも篠山を訪れる多くの観光客の皆さんが、篠山の良さを満喫され満足して帰られたことは事実です。これからの町づくりのために教えられたことはたくさんあったのではないでしょうか。
 とりあえずこの連休が終わればまた静かな篠山に戻ります。今度は、地元の皆さんがゆっくりと晩秋の味覚や風情を味わう番かも知れません。 
(3)
■平野君とフォード君が長期交換留学

異国文化にふれて 人生経験豊かな国際人に!

篠山町と米国ワラワラ市が姉妹提携を結び、今年で25周年を迎えました。この間、篠山・ワラワラ双方で、当初から続けられてきた高校生を派遣し合う交換留学制度(長期・短期)があります。
このコーナーでは、今年実施している長期交換留学生の近況を紹介することにします。

●平野君長期ワラワラへ…

  去る10月4日、長期交換留学生(約9カ月間)として、平野雅之君(篠山町西新町・篠山鳳鳴高校3年)がワラワラ市へ向かいました。出発に先立ち、瀬戸町長を訪ねた平野君は、「ワラワラハイスクールへの留学がかなって大変うれしいです。アメリカをじかに肌で感じて学んできます」と、力強く述べていたのが印象的でした。
  また、今年3月からフォード・グレーブル君(ワラワラ・ハイスクール3年)が来町し、現在、長期留学生として平野進さん宅(=平野雅之君・西新町)でホームステイをしながら、篠山鳳鳴高校に通っています。
  来日生活約7カ月を経過した現在、フォード君に今の心境を尋ねてみました。

   日本(篠山)へ来ようと思った動機、篠山の印象は?
   「ワラワラハイスクールでは『日本語クラス』で学んできた。日本に興味があったし、人生経験がしたかった。それに、よその国へ行くとお金がかかる。篠山へは姉妹都市ということで、お金がかからないから」、「篠山町は、日本でも東京や大阪の大都市とちがって、とても暮らしやすい町。しかも家族のきずなが強くてすばらしい」と、笑顔で印象を語ってくれました。


  今後とも、短期・長期交換留学の機会は訪れます。高校生の皆さんは、ぜひこのチャンスを生かしてほしいものです。

(4)

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