1997年12月号

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伝統が生きるデカンショのまち
篠山町ホームページのアドレスは
http://www.hk.sun-ip.or.jp/sasayama/

高校駅伝ランナーがスタート 晩秋の丹波路を疾走する!


全国高校駅伝の予選を兼ねて行われた兵庫県高等学校駅伝競走大会
全国制覇を確たるものにしてきた兵庫のレースだけに
熱いランナーたちの闘いは ハイレベルな様相を呈した
沿道で声をからしての声援 町はレースの行方にわきあがった一日であった

篠山の地に繰り広げられる数々のビッグイベントに
人々が集うことしばしば 篠山へ行けば何かがある…
そんな雰囲気が醸し出せるまち篠山 ふるさとの魅力と誇りを感じる…
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●わが町の家計簿 1996年度会計決算報告
私たちの町の家計簿は、どのようになっているのでしょうか。このほど1996年度の決算がまとまり、9月定例議会で承認されました。町民の皆さんからの大切な税金がどのように使われているのか、町の財政がどのような状況にあるのかを理解していただくため、今月号では決算の概要をお知らせします。




木組の大書院復元模型



















着々と建設が進む篠山東中学校


 1996年度は、「21世紀を担う心豊かな人づくり」「福祉の心が息づくすこやかな社会づくり」「ゆとりと潤いに満ちたさわやかな町づくり」「創造力と活力に富むたくましい産業づくり」を施政方針の大きな柱として、一般会計および特別会計を合わせて予算総額144億3592万でスタートしました。
一般会計の決算は、歳入(町に入ったお金)105億4993万円、歳出(町が使ったお金)103億6149万円で、差し引き1億8844万円の黒字決算となりました。

●入ったお金 歳入
町税は1人107千円 自主財源は38.3%


一般会計の歳入は、1995年度に比べ4億6018万円、4.6%の増です。
町税と地方交付税が歳入全体の半分以上を占め、町政を進めるための大きな財源となっていますまた自治体が独自に確保することができる自主財源(町税・諸収入・繰入金・繰越金・使用料および手数料・財産収入・寄付金など)は、40億4387万円で、歳入の38.3%。特に、自主財源の根幹をなす町税は歳入の23.4%、決算額は2.8%の伸びとなっています。町民一人当たりにすると107229円の負担です。
歳入のトップは今年も地方交付税。全体の28.0%を占めており、決算ベース5%の伸びとなっています。

●使ったお金 歳出
篠山東中学校建設に着手 今年も教育費がトップに!


  一方、一般会計の歳出は103億6149万円で、前年度に比べ4.8%の増となっています。その主な要因は、かねてからの悲願であった大型プロジェクトにいよいよ本格的な事業着手をしたことにあります。
一般会計の歳出で最も大きなウエイトを占めるのは、「教育の森」構想を具体化する「篠山東中学校」校舎建設工事の着手。さらに篠山中学校の改修工事をはじめ、篠山城大書院復元工事などに要した教育費です。
次に多いのは、JR福知山線の複線化供用開始に伴うJR篠山口駅周辺整備事業など、多紀郡広域整備の具体化を盛り込んだ総務費。そして、在宅介護支援センター設置に伴う運営費をはじめ、健やかな長寿社会の実現をめざし在宅福祉の充実を図るなどの民生費。
道路改良や橋りょう新設工事など生活基盤の整備拡充を進める土木費。農村総合整備事業にかかる拠点構想に沿った事業展開、ゆるぎない篠山農業の基盤確立のための取り組みなどを盛り込んだ農林水産業費などと続いています。

●一般会計とは
町の一般的な経費を中心に計上するもので、町づくりの目的を達成するために要する経費を経理する会計。議会費、総務費、民生費、衛生費などを計上。

●特別会計とは
特定の事業を行う場合、その特定の歳入をもって特定の歳出に充て、一般の歳入、歳出と区分して経理する会計を特別会計という。国民健康保険、老人保健、下水道事業会計などがある。



●一般会計
●歳出 103億6,149万円


町民一人あたりに
使われるお金  450,794円
(前年度 432,159円)
(1997年3月末人口 22,985人)
●歳入 105億4,993万円


町民一人あたりの
町税納付額 107,229円
(前年度 104,852円)
(1997年3月末人口 22,985人)
(2)

街かどレポーター
松本ひろみ(有居)
ひろみさんの街かどレポート

ふるさと新発見伝 8

●篠山町唯一の秘湯 籠坊温泉の地を尋ねて

「とうとうとわき出る自然に時を忘れる」と、後川「篭坊温泉」観光パンフレットの書き出しが…。ふと思い立って、篭坊温泉へ向かうと、深まる秋の風景がそこにありました。羽束川のほとりに静かにたたずむと、ゆったりと過ぎゆく大自然の中では日ごろの騒々しさを忘れ、心安らぎ洗われていく自分を発見します。今回は、こんな思いにひたるため、町内唯一の温泉郷「篭坊温泉」を訪ねました。
 

「舌がぴりっとするでしょう」と山田うた子さん
●自然の豊かさを実感!

秋も深まり、本格的になってきた今日このごろ、皆さんへ心温まる情報をお伝えしようと、篠山町後川新田篭坊「篭坊温泉」を取材しました。
「篭坊温泉」は、大阪府との府県境にあって、標高400メートル の山間地に位置しています。奇岩絶壁の山あいを流れる川、その風趣に富むながめは、自然の豊かさを実感させてくれます。
「篭坊温泉」へは市街地から車で30分ほどの所にあります。身近すぎて意外と知られていないこともあります。皆さんも一度ぜひ訪れてみてください。

源泉から引き込んで貯水
 ●篭坊温泉の特徴から

「篭坊温泉」の歴史は古く、一ノ谷の合戦に敗れた平家の落ち武者が刀傷をいやした所と伝えられます。明治時代には「有馬温泉」と並んで繁盛した湯治場でもあったとのこと。そのため、この近くの山中には「五輪塔」という石碑があります。現在、台風などの被害で一つだけになっているそうです。
源泉は、「重曹炭酸鉄泉」で、実はあの「三ツ矢サイダー」用の炭酸ガスとして利用されてきたのです。鉱泉は、深度52メートル、温度14度の冷泉で、これを各旅館にひいて沸かした温泉として利用されています。やや赤茶に染まるため、この湯でしぼり染めを作ることもできます。また、水墨画にも利用されたそうです。飲用にも可能で、舌にピリッと刺すような、甘さを抜いたサイダーのように炭酸が入っているのがよく分かります。この水(湯)が、湯冷めしにくく、リウマチ・神経痛・皮膚病・胃腸病に効果があるということです。

湯の壺」の皆さん
●篭坊温泉の楽しみ方

地元の山田ふじゑさん(旅館「湯の壷」経営)と若奥さんの山田うた子さんにお話しを伺いました。この旅館には、鉄塀石とひのきの風呂があります。男湯・女湯は決まっておらず、お客さんに応じて調整され入湯できるとのこと。
 「篭坊温泉」では、夏は源氏蛍を、秋は紅葉、冬は雪景色を楽しむことができます。近くには釣り堀、かじかの里公園などがあり、さまざまな自然散策も楽しめます。
 また、季節料理も豊富で、春は、わらび・しいたけ採り・川魚料理。夏は鮎料理、秋の松茸・栗料理、冬にはボタン鍋を味わうことができます。現在の利用客の多くは、一度利用された方の口コミで広がることが多く、二度三度と毎年続けて予約されるお客さんがいるそうです。また、料金も手頃で、大学生の利用も多く、その学生が社会人となり、会社の忘年会などに利用されることもあるとか。若奥さんは、「『篭坊温泉』へは田舎のおじいちゃん、おばあちゃんを訪ねる気持ちで立ち寄っていただければ」と話しておられました。
●行ってみたい方のために

温泉の湯は、沸かして使われているので、平日の昼間は沸かしていないこともあり、金・土・日の週末利用をされるか、予約を入れていただく方がよいとのことです。
なお、宿泊・休憩などのお問い合わせは、旅館に直接お尋ねになるか、篠山観光案内所電話52−3380(篠山町北新町・大正ロマン館内)へお尋ねください。ちなみに、1月ごろまでの土・日は予約でいっぱいだそうです。
秋の行楽のシーズンとなったこのごろですが、近場でのんびりと、暮れゆく秋の風情にひたってみられてはいかがでしょうか。流行の「アウトドアライフ」(=自然環境を取り入れた暮らし)をするのも一考でしょう。思い出の残る過ごし方を楽しんでみたいものです。
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いのち輝くとき 43

■兵同教中央大会に参加して


  学習推進員        山下 昇

 今年、兵同教の研究大会が篠山町で開催されました。私も、昨年より学習推進員として住民学習に参加をしていましたので、少しでも勉強をするいい機会だと思い参加をしました。県下各地からの参加者が集まり、想像した以上の人の多さに驚きました。教育関係の仕事の方が多かったように思います。
 私は、分科会のテーマに「部落史に学ぶ」をえらんでいました。今まで何回か歴史についての講演等を聞いて、少し興味がありましたので今回も迷わずこれに決めました。初日は「部落史研究の現状」、2日目は「大江磯吉の生涯」の講演を聞き、どちらも大変印象に残るお話しでした。部落史の話を聞けば聞くほど、部落差別の根拠の無さがよく分かってきます。宗教起源説や近世政治起源説などいろいろ研究をされていますが、結局、民衆の不平不満を解消するために利用されてきたのです。権力者の横暴にさまざまな要素が絡み合って、今日まで続いているような差別が生まれたように思います。
 長い歴史の間に私達の生活の中に、複雑に差別心が根付いてしまいました。ですがその差別の解消に向け、住民学習等の取り組みがされています。学習の方法も工夫されているようですが、やはり何でも言い合える場が必要ではないかと思います。大勢の前で自分の意見を発言することは大変勇気のいることですが、やはり意見の交換があってこそ学習は進むような気がします。
 私自身も、まだまだ学習をしなければならない立場です。このような機会には積極的に参加し学習を深める中で、正しい考えのできる自分になっていきたいと思います。



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