1998年8月号

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伝統が生きるデカンショのまち
篠山町ホームページのアドレス
http://www.town.sasayama.hyogo.jp/


感性豊かな子どもたちを育む 大人社会の役割とは?!

「手あそび」に興じる子どもたち
歓喜の声は部屋中にひびきわたる
子どもたちの心が集中して一つになった瞬間だった

「ひとつ心一つところにじっとしていない」
これは10数年前某劇団の舞台劇での台詞であった
人はいつの時代もあくせくと何かを求めている
人はいつの間にか心落ち着く時を忘れてしまう

せめて子どもたちの多感な時期に豊かな感受性を磨いてやりたい
翻ってやさしさや温もりが教えられるのは大人の役割か
まずは大人が心を一つに共感できる機会が必要なのかも…

写真は、本郷図書館・「かみしばい大会」より
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TOWN NEWS まちのわだい
■「社会を明るくする運動」で啓発を

 7月1日午前9時から、「社会を明るくする運動」の啓発活動が実施されました。
 この運動は重点目標を「少年の非行防止と更正の援助のため、地域住民の参加を求める」としていおり、7月1日から31日までの1カ月間、全国的な運動として取り組まれます。
 篠山町ではこの日、篠山町保護司会や、更生保護婦人会の方々など十名の皆さんが参加。地域住民の方々に協力をお願いするため、商店街を歩きながら啓発のチラシやティッシュを笑顔で配り、積極的に呼びかけをされていました。
■学習の場を自然の中へ 自然学校実施

 6月29日から7月4日までの六日間、香住町佐津とユニトピアささやまで自然学校が実施されました。
 この自然学校は、町内小学五年生を対象で、学習の場を教室から自然の中に移し替え、自分の目で観察したり、手で触れたり、肌で感じたりしながら学習していくことを目的に実施されています。
 佐津は比較的天候もよく、香住漁港の見学やみりん干し作り、いかだ下りなど、子どもたちは海の大自然を満喫していました。
 また、昼食には魚のバーベキューもあり、とれたての魚やイカをおいしそうにほおばる子どもたちは、とても幸せそうな顔をしていました。
■「早さまつだけ」採取の情報が寄せられました!


去る6月25日の早朝、箱谷(福住)在住の谷舗勝美さんから、早生のまつたけ「さまつ」を採取したとの情報を寄せていただきました。
 「早まつだけ」とは、6月中ごろから7月初めにかけて出る早生のまつたけのこと。
 早速に駆けつけてみると、採取された「早まつだけ」を前に、「小ぶりながら2本のさまつが出ていました。秋のまつたけとはちがって、独特の香りが少ないけれど、顔を近づけたらほのかに香るのが分かります」と得意げに話される谷舗さん。早ま
っだけの多い年は、まつたけも多いはずとも言われ、今秋の訪れを楽しみにされています。



■これからの生き方を学ぶ「青い鳥学級」が開講


丹有地区(三田市、多紀郡、氷上郡)管内の視覚障害者やボランティアなどが参画する、1998年度丹有「青い鳥学級」の開校式が7月10日、学級生約80名の出席のもと丹南町健康福祉センターで開かれました。
 1972年に始まり、今年で26回目を迎えた「青い鳥学級」。開講式のセレモニーであいさつに立った、篠山町教育委員会・中西利夫教育長は、「青い鳥学級では、『かしこく』生き方を選択し、学びを『楽しく』、心の充実感、日常生活に張りをもって暮らす『よく生きる』ための糧として学ぶ機会にしていただきたい」と激励。セレモニーの後には、 兵庫県盲人協会・掘忠男会長による講演、篠山演劇サークル「花いちもんめ」による朗読劇「夕鶴」が上演され、有意義なひとときとなっていました。


■中学校外国語指導助手ジョディさんが勇退

1995年7月31日から「語学指導等を行う外国青年招致事業」により、篠山町内の中学校外国語(英語)指導助手として活躍いただいたジョディ・ランバートさんが、今年7月30日をもって3年間の任期を終えられ、篠山町を離れることになりました。
在職期間中は、生徒たちには生きた英語の授業に接する機会となったことはもとより、外国語教育の充実、町の国際交流の進展という意味からもさまざまな協力をいただきました。
 ジョディさんが篠山に慣れ親しまれた環境や人間関係等が今後も生かされるよう望まれます。


■「かみしばい大会」で紙芝居講座生が実践デビュー


町立本郷図書館主催による「かみしばい大会」が7月11日、篠山市民会館で行われ、呼びかけに集まった幼児を持つ親や子どもたち約40人が、紙芝居や手あそび(人形劇)などで楽しいひとときを過ごしていました。
 また、この催しと並行して、「子どもたちに語ってみませんか」をテーマに、紙芝居の歴史や実技・実践指導の手法を学ぶ「紙芝居講座」(講座生20人)が同時に行われました。今回が、6月から始まった4回講座の最終回。「子どもたちに語りかけ、興味を引きつける『紙芝居』は、話術の妙味が魅力」と満足げな講座終了生の皆さん。この日、「紙芝居」の第一人者、南海福祉専門学校非常勤講師の臼井昭伍さんによる、手作り指人形劇の実演も披露。講座終了生の今後の活躍が期待されています。

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●ぼくとわたしの作品らんど
遊び
福住小学校5年 小山泰士さん
日本の歴史 浮世絵より
後川小学校6年 石田辰弥さん
わぁびっくり大きなはさみ
後川小学校3年 篠山雄大さん
たまねぎ
福住小学校5年 杉田博哉さん
●いのち輝くとき50
「CAPを学ぶ会」で得たこと

  あゆみの会 段畑 真奈美
 CAP(子どもへの暴力防止)プログラムとは、子どもがいじめ、虐待、痴漢、誘拐、差別といったさまざまな暴力から自分を守るための教育プログラムです。
 6月6日「CAPを学ぶ会」では、寸劇を通してNO(イヤと言う)GO(逃げる)TELL(誰かに相談する)という、自分の心と体を守る方法と特別な叫び声が紹介されました。
 マスメディア等では暴力防止だけが大きく取り上げられることがありますが、私たちはCAPの根底に流れる「子どもの人権」と「内なる力をひきだすエンパワーメント」の思想の素晴らしさに引きつけられました。
 誘拐などをさけるために「〜時以降は遊んではいけません」というふうに「子どもは〜をしてはいけない」ではなく、「何ができるか」「〜をしてもいいよ」の選択肢を与え、解決する力を提供します。まさに、穴に落ちたときに、そこから出るための道具がNO、GO、TELLで、出ようとする意志がエンパワメントです。
 いじめにあって自殺する子どもは、死ぬ以外に選択肢がないと思い、生きる力(エンパワーメント)を失っているのでしょう。CAPでは、ちくることと相談することは違うことを教えます。相談することは恥ずかしいことではなく勇気のある行動だと教えます。
 日本の社会では「イヤだ」と言うことをあまり奨励しません。「素直な子に」「人に迷惑をかけないように」「自分のことは自分で」というふうに、助け合うことの大切さを教えてきませんでした。我慢することを美徳とする文化もあります。自力で事をなすということは「人はどうでも自分だけは」という排他性や競争原理を生み出し、「話を聞いて」と助けを求める人を快く受け入れることができないし、自分が困ったときに助けを求めることができないという、阻害と孤立を生み出します。人と比較することでしか自分の価値を見い出せないようになります。これらのことが差別意識を生み出す要因であり、差別を残している原因の一つかもしれません。
 CAPは、そのままの自分が価値ある存在であることを教えます。子ども同士助け合うことを教えます。
 人が2人以上集まれば力関係ができ気持ちの食い違いが起こるのは当然です。そして良いところも悪いところもあわせ持っているのが人間です。
 そのままの自分の大切さや他人も同じように大切であることに気づき、ありのままを自他共に受け入れ、自分の生き方を見つめ直してみることが、明るい差別のない共生社会への第一歩になるものと信じます。
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