1998年9号

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伝統が生きるデカンショのまち
篠山町ホームページのアドレス
http://www.town.sasayama.hyogo.jp/


第21代娘と踊る '98年“篠山の夏"真っ盛り!
8月17・18日 第46回「デカンショ祭」
日暮れとともに 続々と総おどりに繰り出す踊り子「連」    
ヨオーイ ヨォーイ デッカンショ!
町中のみんなが暑さを忘れて上機嫌になれるひとときだ   

郡合併を来春に控え 現在の篠山町としては最後の「デカンショ祭」
やぐらを囲む踊りの輪は 心なしかひときわ熱気を帯びてみえた
やがて 新しい町の誕生を迎えても「祭りの灯」は消えることはない
なぜなら 篠山町が誇る「デカンショ祭」は
全国にその名を馳せる “オラが自慢の祭り”にほかならないから     
第21代デカンショ娘 左から稲山志穂さん 中森美幸さん   内山智栄子さん
(1)
TOWN NEWS まちのわだい
■第46回 丹波篠山 デカンショ祭 街に沸きあがる人、人、ひと…!

 真夏のビッグイベント、第46回丹波篠山「デカンショ祭」が8月17日、18日の両日、篠山城跡北グラウンドほか市街地一帯で華々しく行われました。今年は、来春の合併を控え、篠山町“最後”のデカンショ祭。いつになく踊り会場は熱気で包まれていました。
街はデカンショ祭一色に染まった2日間。そろいの浴衣が似合う踊り「連」の皆さんのさわやかな笑顔がとても印象的でした。来年もきっと会えます…!
■波々伯部神社例祭 胡瓜山で人形操り奉納される

波々伯部神社例祭(篠山町宮ノ前)が8月1日、2日の両日行われ、本祭の2日夕、今年で4年ぶりともなった神事芸能「人形操り」が奉納されました。
「胡瓜(きうり)山」と呼ばれる骨組みを竹でしつらえた大掛かりな舞台に、約60センチの素朴な人形「デコノボウ」を操るユニークな神事。東西2基の胡瓜山の舞台では、東が「田原藤太」、西が「愛宕山」を主演目に、娯楽演目「附(つ)けたり」を挟んだ約20分間ほどの上演。訪れた大勢の参拝者から盛んな歓声や拍手が送られていました。
東の「胡瓜山」を40年間にわたり造られてきた宮年寄り、真田寛さん(辻)は「今年『御鎮座900年祭』にあたって、引退のはなむけになった。感無量だ。今後は胡瓜山造りの後継指導にあたりたい」と熱く話しておられたのが印象的でした。 
国道新設工事に伴う 西ノ堂共同墓地が竣工する

平成9年度からの継続事業で進められてきた篠山町日置「西ノ堂共同墓地」が7月28日完成。同日行われた竣工式典で、地元関係者や工事関係者など約40人が参列、工事の完成を祝いました。
工事の概要については、次のとおりです。総面積1017・84平方メートル、墓地区画数40区画(1区画6平方メートル)。総事業費は約2,900万円。 
この事業は、現在進められている「国道372号」新設工事(バイパス)が集落の中心部を縦断し、その一部が墓地にかかることとなって、同集落の墓地整備を余儀なくされ進められてきたものです。近い将来、国道バイパスの開通とともに、地元の環境改善に資するものと喜ばれています。
■米国ワラワラで姉妹都市訪問報告美術展開かれる
―篠山町短期交換留学生(7月22日〜8月5日)一行も現地見学―


ワラワラ市の姉妹都市委員会(会計係)・ペギー・カーチスさんから、篠山町国際親善委員会会員・大西克彦さん宛てに、ワラワラ市の新聞紙を同封して1通の便りが届きました。

I am enclosing an article that was in our newspaper last week. The artists certainly had a wonderful time in Sasayama. The lady in the middle of the picture has an art gallery here in Walla Walla & she had an art exhibit of works by the women who visited you. There are oil paintings, watercolors & pottery.I am also enclosing the advertisement for the opening they had july 16. The show will countinue until August 17. It is titled, Sister to Sister

Views of Sasayama through Walla Walla eyes
".

(先週こちらの新聞に載った記事の切り抜きを同封します。篠山での素敵な体験のこと、その内容です。写真の中央の女性がワラワラに画廊をもっていて、今、篠山を訪れた人たちの美術作品展を開いています。
油絵、水彩画、焼き物が展示されています。7月16日の開会案内状を同封します。展示は8月17日まであります。展示会のタイトルは「姉妹都市から姉妹都市へ―

ワラワラの目で見た篠山の光景―」です)この作品展は、この春に篠山を訪れた一行の中の、誘い合わせてやってきた5人の女性美術家集団(ジョイス・アンダーソン、アビゲイル・ブリッジイズ、アン・ブルロック、モリー・フェントン、バーバラ・グリフィンの5人)によるものであることをワラワラ新聞の記事は伝えています。
立杭焼の市野弘之さんに会って感銘した人、書店に美術の本が多いのに驚いた人、マンホールの蓋(ふた)の篠山城の絵に心をひかれた人、茶碗や書などに接して篠山の人たちが美意識を鍛えて育っていると感じた人、疲れてへたりこんで休む幼児を絵にしようと写真を撮って帰った人―「日本文化にみる美的感覚と空間意識に学んだ表現を試みる」(ブルロックさん)ことを含めて、日本での体験を生かして取り組んだ作品群を篠山からの訪問団にも見せるべく、作品展が計画されたものです。
手作り石器あり、粘土作品あり、幼児の写真からの絵や贈られたスカーフから描いた歌舞伎の舞台風景画などの絵画あり、木彫作品ありといった作品展ですが、「体験をほんの少し持ち帰っただけですが、この作品展のワラワラの人たちへの影響も大きいはず」と、この旅行を呼びかけたブリッジイズさんは語っています。
この夏、篠山からの訪問団(短期交換留学生)一行18名も、この作品展を鑑賞して、8月5日に帰国しました。
(4)
●ぼくとわたしの作品らんど
「たのしそうな魚たち」
日置小学校3年 中林裕介さん
篠山小学校6年 柳本貴之さん
「アトラスオオカブト」
日置小学校2年 山口章太さん
篠山小学校4年 羽場拓馬さん
●いのち輝くとき51
障害のある人たちとともに歩んで

                     みちくさの会作業所       和田 美代子
みちくさの会作業所は心に病をもつ人たちが気軽に集い、くつろげる小規模作業所です。その時の体調に応じて、Tシャツの印刷や農園作業、パンの配達にゴルフ場の草引きといった作業を通して、地域の一員としての自分なりの生き方を探っています。また、手芸や調理の仕事にもがんばっています。 
1994年、作業所開所当初は「あの子、あんな所へ行きよってや。やっぱり・・・」と陰口をささやかれたり、特別な目で見られることに悩みながらの通所でしたが、多くの方々のご理解、ご支援と家族の努力によって、障害に対する正しい理解も少しずつ進み、気兼ねなく通えるようになりました。 
しかし、こうした心の病をもつ人たちの多くは思春期に発病し、体調が崩れやすいので服薬を続けているのですが、この原因は分かっていません。 
彼らは仕事がしたいのです。そして、やり遂げた成功感や充実感を味わいたいのです。でも思うように身体が動かず、心が不安定になり苦しみぬきます。こうした心の葛藤は、なかなか周りの人には理解されず、徐々に疎外され変な目で見られていくのです。こんな悪循環が退学や転職につながっていきます。この苦い体験は奥深く心に染みつき、ちょっとしたことで心が傷つき易くなるのです。でも、彼らは様々な人との出会いを求めています。人付き合いは下手で消極的ですが、人の心の痛みは誰よりもよく分かってくれるのです。 
作業所では毎年看護学生の教育実習を受け入れています。今年も5回に分けて20名の実習生を迎えました。学生さんからは、「構えてきた自分」を反省し、優しく話し合えた喜びを感想文に綴ってくれました。また、近所の方から「おはよう」とか、「ABCマラソンのテレビ見ましたよ。頑張っておられますね」と声をかけられた時は、何ともいえない笑顔で作業所にやってきます。彼らにとってひとりの人間として認められることが何よりの喜びであり、それが大きな支えなのです。 
私は、そうした心優しい彼らの姿に自分の生き方を見つめなおし彼らが地域で共生できることへの支援に微力を注ぎたいと思っています。
(5)

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