1998年10号

[その1][その2]
[まちの情報][目次のページ][ホームページへ戻る]


伝統が生きるデカンショのまち
篠山町ホームページのアドレス
http://www.town.sasayama.hyogo.jp/


丹波篠山デカンショ節100年 明日へ受け継ぐ!!    

今からちょうど100年前、1898(明治31)年         
房州館山・江戸屋旅館で旧制第一高生らが出合った         
丹波篠山「デッコンショ」 歌詞や唄のリズムは 蛮カラ・高ゲタのいでたちに合っていた    
当時の学生気質に豪気朴訥なひびきがマッチしていた     
やがて学生「書生歌」として広く愛唱されたのは必然といえた
そして はやし言葉も「デカンショ」に…   
ヨオーイ ヨォーイ デッカンショ!
かくして丹波篠山「デカンショ節」は生まれ 歴史を刻む
来春 新「篠山町」となって また大きな第一歩を記すことに…  
「デカンショ節」が 篠山の愛唱歌としてさらに大きく受け継がれていく
(1)
TOWN NEWS まちのわだい

■幽玄の舞台松の絵も修復 夜能に酔う

燈火に浮かぶ幽玄の舞台、第22回丹波夜能が9月13日、伝統の春日神社能楽殿(黒岡)で行われました。
今回の演目は、能「菊慈童(きくじどう)」、狂言「太刀奪(たちばい)」、能「砧(きぬた)」の3作。演能は、全国各地から集まった能楽ファン約800人を心ゆくまで魅了していました。
なお、今回は、神奈川県鎌倉市の能画家(作面家)狩野宗家系統・瀧川虹風(本名・和人)さんによる、能舞台背面・鏡板「松の絵」の大修復も終え、そのお披露目ともなりました。

■「敬老の日」各小学校区で敬老会で長寿をお祝い
 

9月15日の敬老の日に、各小学校区で敬老会が開催され、長寿をお祝いしました。 
この日取材したのは大芋小学校区の敬老会。約110名の方が大芋小学校体育館に招かれ、米寿を迎えられた方、80歳になられたご夫婦、金婚を迎えられたご夫婦にそれぞれお祝いの品が贈呈されました。 
そして、大芋小学校児童による金管バンドの演奏や大芋保育園園児による歌の披露など、校区の皆さんによるアトラクションが行われ、お年寄りの皆さんの顔からは笑顔がこぼれていました。

■暮れゆく篠山の風情を味わいながら…観月園遊会開催
 

9月5日の夕刻から、篠山城跡にて第30回観月園遊会が行われました。 
会場に敷かれたござの上に座り、あちらこちらで歓談が聞こえ出すと篠山町三曲連盟の方による演奏が奏でられ、会は和やかに始められました。琴の音色に耳を傾けたり、合唱を聞いて知っている歌を口ずさんだり…。 
現在は大書院復元のため入場禁止となっている篠山城二の丸跡を特別に解放。お茶席なども用意された会場には約700名の方が集いました。心配された天気も持ちこたえ、月は出なかったものの、暮れゆく篠山の風情を味わいながら、つかの間の楽しいひとときを過ごしました。

■旧多紀中学校跡地で小学生の体験学習会開かれる
 

8月25日、旧多紀中学校跡地にて、「アートとサイエンスの夏」と題し、小学生の体験学習会が実施されました。西は岡山、南は和歌山と近畿一円から集まった62名が里山の自然を思いっきり満喫しました。 
この日はまだ残っている中学校の建物を利用し、午前中は「カメラマン遊び」、午後には「空気の実験(シャボン玉づくりほか)」、そして夜には「学校の怪談ごっこ」と盛りだくさんの内容で、楽しく過ごしました。 
なお、秋にはどんぐりを用いた展覧会や工作教室も計画されており、旧多紀中学校跡地は「チルドレンズミュージアム」建設前からも、子どもたちのふれあいの場として利用されています。 

■篠山交番前交差点に信号機が設置される
 

黒岡にある交番前の交差点(篠山交番前交差点)に町内で第69番目の信号機が設置され、9月10日に信号機の点灯セレモニーが行われました。
篠山交番前交差点は多紀郡内でも交通事故が比較的多く起こっている場所。かねてから地元黒岡の住民の方々が要望されていた信号機設置が、このたび実現することになりました。
この日は地元高校の校長先生や城北幼稚園の園児たちなど約30名が、信号点灯後に横断歩道の渡り初めを行いました。

■シューベルティアーデたんば'98 街角コンサート


9月6日、春日神社(後川上)にて「かじかの里のフォスター」と題して街角コンサートが開催されました。 
これは、丹波の森国際音楽祭シューベルティアーデたんば'98の一環として行われたもので、今年で4年目。総合プロデューサーであり、テノールソリストでもある畑儀文さんは、「クラッシックというのは敷居が高いというイメージがあり、それを低くして皆さんに気軽にふれていただけたらという思いから街角コンサートを始めました。今後も続けていきたいですね」と語っておられました。 
この日は会場に約150名の方たちが集い、各自受付でもらった「ひまわり」を舞台周辺にセットし、みんなで舞台を演出。そして、畑儀文さんの独唱や県多紀ハッピーボーイズのリズミカルな演奏に時を忘れ、最後のジョイントでは来場されている方々も参加。会場一体となって奏でられたメロディーは、里山に高々とこだましていました。

■町内3カ所で公共工事の起工式相次ぐ


1.町立岡野小学校増築工事(東浜谷・9月1日)
▼建築面積(床面積) 982、42平方メートル 
▼施設内容 ▽1階=普通教室(2)・相談室・便所・ワー クスペース・ランチルーム・配膳室・廊下等 ▽2階=普通教室・特別教室(2)・ワークスペース・便所・廊下等 
▼造成工事 盛土工事・水路付替・ブロック積擁壁・農道付替 
▼完成予定 平成11年3月下旬
2.篠山町学校給食センター新築工事(日置・9月3日)
▼建築面積(床面積) 1,798、7平方メートル 
▼構造 ▽鉄骨造り2階建 ▽屋根=折板葺フッ素樹脂鋼板 ▽外壁=ALC板(軽量気泡コンクリート)
▼施設内容 ▽1階=調理室・洗浄室・炊飯室・和え物室・コンテナプール・検収室・事務室等 ▽2階=会議室・休憩室・更衣室・空調機械室・便所等 ▽屋外付属=車庫・プロパン庫
▼完成予定 1999年3月下旬
3.兵庫医科大学篠山キャンパス建設工事(黒岡・9月7日)
▼敷地面積 26,624平方メートル
▼施設概要 ▽老人保健施設=療養室・事務室・食堂・浴室等 ▽リハビリテーション棟=作業療法室・運動療法室・コミュニティホール・スタッフルーム等 ▽看護婦宿舎棟=36戸(1K)・駐輪場・倉庫等 ▽研修医棟=15戸(1K) ・研究室・管理室等
▼総事業費 約30億円
▼完成予定 1999年3月下旬(老人保健施設は1999年7月末)

■交通安全全国キャラバン隊来郡する


 交通安全を訴えて「全国キャラバン隊」が9月7日、篠山町役場を訪れました。同キャラバン隊は、四国の4県・大阪府・兵庫県内において精力的に交通事故防止キャンペーンを展開。
 キャラバン隊を代表して兵庫県婦人部連絡協議会・幡井政子会長がメッセージを朗読された後、多紀郡町村会・森口武治会長から答礼が返され、多紀郡あげて交通事故防止を取り組もうとの約束が交わされました。なお、この日セレモニーの後、参集者のシートベルトコンビンサー実践体験でシートベルトの効果を学んだり、篠山産業高校吹奏楽部によるラテンミュージックの演奏が行われたりして、同キャンペーンに花を添えました。
(4)
●ぼくとわたしの作品らんど

「かれーぱんをつくったよ」

せんせい、あのね。

きのう、こうみんかんで

かれーぱんをつくりました。

くっつきむしみたいだったけど

こむぎこをくっつけたら

べたべたしなかった。

ぱんこをつけてあげました。

二こたべました。
「野焼き」
夏休みに野焼きをした
苦労してやっと火がついた
土器を火の中へ入れたとたん
いきなり
ザーザーと
地面をたたきつける雨
こんなの…どうなるの
焼けるのか
時間をかけて一生懸命作った私の土器
早くやんでほしい
どんどんふる雨に
腹立たしさを覚える

今までとうそのような
雨上がりの青空
もう一度
火をつけて燃やした
ハラハラ  ドキドキ
どうなってるの
どうなってるの
おそるおそる取り出して土器を見る
−割れてなかった−
大芋小 1年 中馬亮さん 岡野小 6年 佐竹憂紀さん
「みんな仲間」
大芋小 6年 小林憲太さん
「うみで、きすとふぐをつったよ」
岡野小 1年 瀧山美紀さん
 
●いのち輝くとき52
兵庫県同和教育研究大会  丹有地区大会に参加して

                     篠山町役場       中川 昌之
去る8月8日、篠山町職員として研修する機会を与えていただいた。社会人になって初めての研修であったが、その中で、同和教育を自分には「難しい」や「関係ない」等と言って遠ざけてはいないか、また、人前では「差別をしてはならない」と言いながら、私の気づかないところで差別を許してはいないかと自問自答しながら参加した。
勤務し始めて四ヵ月が経過した中で思うことは、私たちの生活が非常に豊かである一方で、この豊かな生活を「当然」のことと考え、現在にたどり着くまでの先人達の苦労に思いを馳せることなく暮らしているということだ。
私は、今回の大会を通じて、物事をうわべだけでとらえ、深く考えることなく判断してしまっていることに少しでも気づかねばならないことを強く感じ、それと同時に、同和教育の基本はまずこうした物事を深くとらえることにあると痛感した。 
私たちの日常生活の中で、だれもが気づかぬ間に固定観念が育ち、昔からあるこの観念を「当たり前」のように思ってしまっている。その中で、昔からの固定観念を「おかしい」と疑いの心を持って見ることもなく、また相手の立場に思いを馳せることもなく生活している状況の中から、無意識のうちに新たな差別意識が生み出されてしまうことに私は気づかされた。
そして、差別意識がだれもが気づかぬ間に作り上げられていることにまだ気づいていない私自身をとても恥ずかしく思った。 
現在、「国際化」「地域交流」のあり方が強く叫ばれてはいるものの、実際には、民族・宗教・文化等々の違いがわからないままに、結果として心の通っていない、情のないものになってしまっているように思う。人間個々の考え方には微妙な違いが必ず存在する。その違いを互いに真摯に受け止め、互いに認め合って共生していくことから始めていかねばならない。
そのためには、同和教育を決して他人事ではなく私の問題としてとらえ、私自身はまず何をやるべきかを常に考えることが必要であろう。また、私の家族、私の住んでいる地域から物事の現状を的確に知り、その中でさまざまな物事の考え方を深めるべく視野を広げるとともに、今の私自身の生活全般を素直に反省するよう心がけたい。そして、同和教育の基本は、
「まず間違っていてもいいから私の考えを相手にはっきりと伝える」
こと。これこそ、私自身の思いを勇気を持って語り、私の生きざまを素直に見直すことにつながると私は自分自身に言い聞かせた。 
今回の大会は、私にとって一人の人間としての同和学習の必要性ももちろんだが、それとともに自らのこれまでの生き方全般を考えさせられた非常に意義のある機会であった。今後とも、私の心のどこかに差別を許す心を持っていないかいつも問いかけていき、相手の立場、その人の置かれている状況を温かい目で受け止めつつ勤務していきたい。そして、
「私には関係ない これが差別の第一歩」
という標語が発表されていたが、
「私には関係ない」
という心を私自身の心から払しょくできるように日々努めたい。
(5)

[まちの情報][目次のページ][その1へ戻る][ホームページへ戻る]