1998年12月号

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伝統が生きるデカンショのまち
篠山町ホームページのアドレス
http://www.town.sasayama.hyogo.jp/


自然とふれあうひとときに 心身のリフレッシュを実感!

        晩秋とはいえ 暖かい日が続いたせいか
         多紀連山に 紅葉の便りはやや遅れぎみである
   この時期 緑豊かな篠山の自然に親しもうとする人々は多い 
  快晴に恵まれた11月8日は 「第12回多紀連山アルペンルート登山」
    この日 参加した人々は約1200人を数え 例年にない人出となった

   人は富みに 健康を意識しはじめ 自然とのふれあいを求める
          キーワードは「森林浴」と「リフレッシュ」
 心と体が新鮮になれる瞬間を楽しむことが 何よりの良薬となるらしい
 
(1)

女性の声を町政に 篠山町長へまちづくり提言!
去る9月17日、第3期「まちづくり女性委員会(川西なを恵代表ほか11名)」は、2年間の積極的な研究・活動を重ねてきた結果を「最終提言書」としてまとめ、瀬戸町長へ提出しました。
今月号では、提言書に込められた思いや趣旨等について11月2日、同委員会代表ならびに「教育」「環境」「福祉」のそれぞれの部会代表4名が集まり、瀬戸町長と懇談を行った模様を要約、掲載しています。

出 席 者 (敬称略)
まちづくり女性委員会代表  川 西 なを恵(般若寺)
教育部会代表  森 田 きみ子(安 口)
福祉部会代表  高 井 満智子(向 井)
環境部会代表  田 辺 豊 子(野 間)
篠山町長  瀬 戸 亀 男
司会(企画課長)  稲 川 敏 之

川西なを恵さん
稲川 まず、何をもとに提言されたか、その趣旨から述べて ください。
川西 日々の暮らしで、早急に解決されなければならないこ と、合併後の住民にとって不可欠なことをまとめたということでしょうか。
町長 合併を抜きにしても取り組まねばならないことはたく さんあります。図書館建設問題で、本郷図書館は、創立70年の歴史を踏まえた方向づ けが必要だと思っています。
篠山中学校、小学校移転問題については、新町の立ち上がりから取り組んでまいります。優先順位からするとトッ プの位置づけですから。
稲川 各部会では、何を中心に まとめられたのですか。

■中心課題は「図書館」問題
森田
教育部会では、提言の重要な課題としてきた「図書館」問題があります。新町になっ て複数の図書館が必要だとの要望も多いことから、最新のコンピューター機器を備えた中央と分館をネットワークで きるような、また、専門の館長、司書の配置、幼児室を設けた施設が必要だとしてきました。
篠山中学校問題については、用地選定委員会にPTAからの委員を加えてほしいことと、早期に移転の方向で検討されたいということ。また通学路問題では、横断歩道の設置が必要と提言しています。
ソフト面では、低年齢化する非行に対して、人間を育てる教育の大切さを述べています。

■高齢者生きがいづくりの場を


高井満智子さん
高井 福祉部会では、高齢者の生きがいづくりという視点で、東部に住む高齢者の生の声を聞いてみました。その中で、 コミセンに行ける人は、自転車や車を運転できる人。それ以外の人は、いつも留守番ばかりで、テレビを見ている人 が多いということでした。今あるコミセンで一時間でも二時間でも保健婦さんやお医者さんの話を聞いて、後は遊べるような「ふれあい塾」があればということです。現状は、多くの行事が市民会館や中央公民館なので、バスがないと行けない状態にあります。東部は、特に不便で、公共交通機関の確保が必要です。
それと、福祉サービスの不足部分を補ってほしいですね。知らなかったらサービスが受けられないのではなく、受けたらこんな特典が得られるというPRが必要だと思います。

■環境問題をクリアするために
田辺 環境部会では、大きな課題として、今ある環境をどん なふうに維持していくかだと思っています。ゴミ処理施設や、ダム、水源地を見てまわり、どこに問題点があるのかを話し合いました。中でも、野焼きが気になりました。また家庭ごみを分別して出すこと、資源ごみをリサイクルするシステム化 については、衛生委員と連携 して趣旨徹底が図られること だといえます。

川西 ごみ焼却炉を24時間稼働しても、ごみが少なくなればなかなかできない。この問題をクリアするには、出せるごみはきちんと出すという ことが必要ですね。

■率直な提言に答えて


篠山町長
瀬 戸 亀 男
町長 もっともな提言ですね。 四町合併後に引き継いでいかなければならないでしょう。
図書館は早くに建設をと、 検討してきたわけですが、ご承知の「O−157」対策が急がれるため、給食センター建設を優先的に切り替えたと いう経過があります。
図書館については、生涯学習を進めていくために機能充実は欠かせないと考えています。
本郷図書館は70年の歴史を誇る篠山文化の殿堂でありながら、長い間仮設庁舎として甘んじてきましたので、今回移転改築を考えています。
将来的には、中央図書館、 分館、移動図書館など、ネッ トワーク化が必要だと思います。あわせて、館長、司書等職員の専門化、人づくりを含めて頑張りたいと考えます。
学校問題については、篠山中学校の用地をどこに求めるかということで、先日、小・中 学校PTA、女性の代表(篠山中学校区関係)を含む10名で委員会が結成されました。 早期に答申を出されるであろうと思います。ただ、1998年以内に移転は無理ですので、 年ごとに篠山中・小ともに整備充実を図っているところで す。
なお、合併後、市民会館は当面、庁舎としては使いません。庁舎として利用するのは、旧商工会館、酒造記念館、5つの支所を予定しています。 また、生涯学習機能を充実する意味で、中央公民館、ハー トピアセンター、西庁舎跡地 に予定する施設を結びながら連携を図っていきたいと考え ます。
篠山東中学校はよくなりま したが、歩道など通学路の安全確保や、県道の改修が遅れています。来年度から県の補助を受けて改修を進める予定 です。

■時間を要す課題もあって…
福祉について。篠山町は高齢化率が26%にあります。
介護の問題は、町内の医師や在宅介護支援センター、ホームヘルパーの連携が大切にな ってきます。夜間については、支援センターと山ゆりホームの連携で、2000年度から24時間体制をとることに しています。また今年から四町が連携して、モデル的に取 り組んでいるところです。
「ふれあい塾」に関連して現在、集落(小地域)で福祉問題を考える取り組みや、校区コミセンを利用しての老人大学があります。老人大学で は、兵庫医大から講師を招い ているのですが、確かに、出て来られない方への対応が必要です。現在のところ、町バスは年間約200回の出動があります。また、スクールバスはJRに委託して運行しているところですが、これを何とか活用できないかとは思っ ているものの、条件整備がまだ整っていません。しばらく時間をいただきたいと思って います。

高井 村雲校区にはコミセンがありません。ハートピアセン ターができれば、東部公民館を校区のコミセン的に活用で きるのでしょうか。
町長 東部公民館は相当傷んで おり、管理運営面も大変で、修復は無理です。むしろ駐車場にした方がよいのではと思っています。地元の皆さんとの協議を図りながら、ハート ピアセンターを多紀地区の公民館的な位置づけができる調整が必要だと考えています。
ごみ処理施設は、25,000平方mの土地を関係地元・ 大山振興会から買い上げ、1999年度から取り組むことにしています。焼却施設の方 は、多紀郡と氷上郡の人口を合わせた施設規模として、10万人・100トンという規模には足らないというのが現状です。また、この規模以下の施設では、固形処理(「RDF(*注)」)する方法がありますが、熱を加えて固めるときにダイオキシンが出るようです。完全燃焼して、800度〜1000度で24時間燃やした方がよいということに なります。
次回改修をするときには、 多紀郡と氷上郡で100トン以上の施設をつくる方向で、 しかも自治省の補助が受けら れる前提でという対応が求め られています。現在のところ、まだその結論は出ていません。
野焼きについては、特に規制はないものの、自主規制などの意識啓発が必要。残灰処理については現在、調査研究 していますが難しい問題です。

■町政に反映してきた女性の声


司会・稲 川敏之企画課長
稲川 1993年度から発足してきた女性委員会は、篠山町の女性政策に大きなインパクトを与えました。一期、二期生から言われていた、諮問機関である審議会や委員会、最近では篠山中学校の用地選定委員会などへの女性の参画について、配慮してきています。 平成9年度の施政方針で、「生涯学習社会に対応するまちづ くりのために」ということで、女性委員会の提言を受けて、 企画課女性政策係ができたのも事実です。
川西 その意味では「人づくり」ではないでしょうか。職員の養成ということから言えば、「住民が豊かに暮らしていけるために行政がある」という視点をもつ行政職員の養成を していただきたいと思います。
また、情報公開ということ も大事なことだと思います。
町長 第一線で住民皆さんと一緒に歩んでいく職員でなければならないと思っています。
情報公開なり事業への参画 ということについては、皆さんに公開し、意見を求めながら歩んでいく中で、一つの方向性が見いだせるべきものだと考えています。

■合併を前に新町へ望むこと

稲川 現在、女性委員会は、篠山、西紀、丹南の三町にあり、合併するにあたって、この仕事も引き継いでいくことにしています。そのためにも、皆さんには、新町に引き継ぐための提案をお願いしますと申 しあげてきました。皆さん方からの提案の具体化に向けて、新町長に引 き継いでいきたいと考えてい ます。
そこで最後に、皆さんとしては、どんな町を新篠山町に求められるのか一言ずつ、要望 なり抱負を述べてください。

川西 瀬戸町長は今まで農業をされてきて、環境とか、ものを作ることを大切にされてきたと思います。そのままでいけば、豊かな自然の中のまち づくりを創りあげていける方だと思っていますが、もう少 し瀬戸色を出してほしいです。開発一辺倒じゃなく、今の環境を守っていける色だと思う し、篠山町が本来もっている文化の度合いに戻るというこ とだと思うからです。


田辺豊子さん

森田きみ子さん
田辺 私は、篠山の環境が気に入って越してきた一人です。 まったく開発をしないということは無理だとしても、自然環境を守ったバランスのとれた開発が大事だと思います。

高井 不安がないような農業、 特産を生かす農業、後継者の育成ですね。休耕田があって悲しいような、いかにも農業する人がいないという感じがして…。農業を育てることに力を入れてほしいですね。

森田 前に町長が「農の心を忘 れないように農業しています」 と言われたことに感動したことがあります。今後も、農業不安がないように大事な食糧源ですので、先のことも考えて、町の活性化に生かしてい ただきたいと思います。

稲川 最後に町長から一言述べていただき、本会を閉じたい と思います。

■町長から一言 確かな方向へ
町長 篠山の個性とは何か、そ して個性を生かしきる政策とは何かということで、いろい ろな取り組みをしてきました。
したがって、私の個性はこういうものだということを表面 にじわりじわり出しながら、 その方向づけは間違いのない歩みができております。特に農業問題では、兵庫県内でも先進地をいっているのが篠山町だと自負しています。その篠山町ですら問題があります。したがって、集落営農、生産組合、オペレーターをしっか り支えながら、町と農協が責任をもって農地2,200ヘクタールを守っていこうというのが「法人化」です。難しい仕事ですが、決して生産組合と集落に重点を置かないということではありません。そこをしっかり施策として支え 振興しながら、まだ支え切れないところを町と農協が責任をもって土地を守っていきましょうという重要な施策です。これは新たな方向であると、国、県も積極的な支援の方向 が出されています。あわせて、篠山町の環境は壊してはなら ない、しかしながら開発とのバランスをどう図っていくかということもご指摘のとおりです。篠山の個性を生かしきることと、ここに住んでよかった、住んでみたい、行ってみたいという町を一緒に創っ ていきたいと思っています。 行政手法としては、民主的な形で皆さんの意見をしっかりと踏まえながら、しかもその中に私の思いを生かした行政 づくり、職員のしっかりした意欲を持たせながらのまちづ くりをしなければならないと考えています。
用 語 解 説

*注「RDF」(ごみ固形化燃料)とは 
廃棄物を燃料化したものを意味し、広い意味では固形、液状、気体のもののすべてが含まれる。我が国で一般的にいわれる場合、ペレット (小球)状等に圧縮成型された固形の可燃廃棄物を指している。RDFは、生ごみ、紙、プラスチック類等を乾燥して 固形化することによって、運搬、貯蔵が容易となり、単位重量当たりの発熱量も高まる (3,000〜4,000キロカロリー/s)。
(2)
  ■けんこう広場
篠山国民健康保険 
「飲酒」                      
 守ってますか?            
  週に2日の休肝日
飲むなら適量を

あなたは、お酒を飲んでいるときに、適量を守っておられますか。
また、何も食べずに飲むのでは、健康的とはいえません。
適量の飲酒であれば、リラックスするなどといった効果も期待できます。しかし「飲み過ぎ」は、さまざまな生活習慣病の発症につながり、また、アルコール依存症など多くの社会問題を引き起こす要因になります。
1日の平均適量はそれぞれ、ビールなら大瓶1〜2本、日本酒なら1〜2合、ウィスキーの場合はダブルで1〜2杯といわれています。
飲酒習慣では、適量を守ることが基本です。
週に2日は休肝日をつくり、飲むときは栄養バランスを考えて食べるようにしましょう。お酒を薬にするか否かはあなた次第というわけです。
これから、年末年始にかけて職場や地域などでお酒を飲む機会が多く出てくると思います。
あなたの健康維持のためにも、適量の飲酒を心掛けましょう。

お酒と肝臓

お酒といえば肝臓と最も深い関係があります。
沈黙の臓器といわれている肝臓は、あまり弱音を吐きませんが、毎日飲み続けますと、次第に肝機能が悪くなっていきます。
また、アルコールを分解する酵素が多い人は、お酒に強いといわれます。
しかし、イコール肝臓が強いということではありませんので、勘違いをしないようにしてください。
長期間にわたる大量の飲酒は、体のいろいろな臓器に障害を起こしてきます。
また、社会に及ぼす影響についても気になるところです。

大量の飲酒が社会に及ぼす影響
★交通事故
★家庭問題(児童虐待・夫婦間暴力・離婚・借金等)
★職業問題(産業事故・欠勤・怠職・能率低下等)
★犯罪(暴行・傷害・殺人・放火・性犯罪等)
★自殺                などです。

気になる肝臓の病気

<ウィルス性肝炎>
肝臓病の大半は肝炎ウィルスが原因で起こります。
私たちがよく感染をするのは、A型、B型、C型の三種類です。
このうち慢性肝炎になり、肝硬変、肝臓ガンへと進行していくのはB型とC型です。
<アルコールが原因の肝障害>
極端な飲み方をしていますと肝細胞が破壊され、アルコール性脂肪肝、アルコール性肝炎から肝硬変へと進みます。
肝硬変になりますと、肝臓は弾力を失い、硬くなって血液の流れが悪くなり、肝機能の低下、肝機能不全(肝不全)などが生じます。
また、お酒の飲み過ぎや栄養のとり過ぎ、運動不足が重なって、脂肪肝になる人が増えています。

適正飲酒10カ条

1.笑いとともに、楽しく飲もう
2.自分のペースで、ゆっくりと飲もう
3.食べながら飲む習慣をつけよう
4.自分の適量にとどめよう
5.週に2日は休肝日を設けよう
6.人に酒の無理強いはしない
7.薬と一緒には飲まない
8.強いアルコール飲料は薄めて飲もう
9.遅くても夜12時で切り上げよう
10.肝臓などの定期検診を必ず受けよう


なぜいけないのか 10歳代の飲酒

ちょっぴり頼もしくなったわが子にお酒をすすめたくなる気持ちもわかりますが、こうしたきっかけがもとで、10代の飲酒が増えている実態があるようです。
子どもの飲酒は、急性アルコール中毒などを引き起こし、生命の危険につながる場合も多くあります。なぜいけないのか、それには次のような理由があります。きっぱりと子どもをたしなめることが大切です。
●脳が萎縮して、知能の低下をきたす恐れがある
●性機能に悪影響を及ぼす
●肝臓のアルコールを分解する力が弱いため、急性のアルコール中毒になりやすい。
●アルコール依存症を招きやすい。しかも短期間でなる
●酔いが他の楽しみ方を学ぶ意欲を無くし、人生の幅をせばめてしまう
1998年度国民健康保険税の第一期分から第3期分までの納付はお済みですか。まだの方は早急に納めるようにお願いいたします。

ご承知の通り、1999年4月1日付で新しい篠山市がスタートします。国民健康保険は相互扶助の制度ですので、納税にご協力をお願いします。
(3)
ふるさと新発見伝18 


―環境美化活動編―

環境美化運動「親子でするボランティア活動」を訪ねて



今月号は、篠山町福井(大芋)の親子で行う環境美化活動・ごみ、空き缶拾いの現場を訪ねました。この行事は、大芋校区で毎年行われているものですが、子どもたちが率直に感じたままの声を聞きながら、お手本となるべき大人社会のありようを皆さんとともに考え合えればとレポートしました。

もみじの葉が紅(あか)く色づき、秋の深まりを感じるころになりました。休日にはハイキングやもみじ狩りに行かれる方も多いのではないかと思います。
私もお弁当を持って、子どもたちと公園などへよく出かけます。今ごろだと、赤や黄色に色づいた木の葉を集めたり、どんぐりや松ぼっくりを拾ったりと、自然の中で遊べる幸せを親子で味わっています。
そこで気になるのが「ごみ」です。ごみ箱があるにもかかわらず、ごみが散乱していたり、食べ残しのお弁当パックなどが山積みになっているのを見ると、さっきまでのウキウキした気分がいっぺんにしぼんでいくようで、とても残念でした。皆さんもこのような思いをされたことはありませんか?

各地で広がる環境美化運動!

さて、篠山町では、ご存じのように10月1日から「ポイ捨て等防止条例」が施行されました。“ゴミのない美しい城下町ささやま”をめざすもので、空き缶・ガム・チラシ・タバコの吸い殻等をみだりに捨てないように!と呼びかけています。
また、各地でも地域住民皆さんが、中老(中年)婦人の方々などの協力を得てクリーン作戦が行われたり、PTAや各種団体のボランティアによる環境美化に努められています。

福井(大芋)の美化活動で

去る11月3日、篠山町立大芋小学校では、育友会活動として、沿道の空き缶やごみ拾いをする「環境美化運動」が行われました。福井地区では、朝7時半、軍手と火ばさみを持って、くし岩窓神社に集合、周辺の美化活動に親子で取り組まれた様子を訪ねることができました。
この日は、冷え込みがひどく、はく息も真っ白。それでも子どもたちは元気いっぱいで、ポリ袋を手に持ちながら、ごみ拾いを始めていました。側溝の中や、自動販売機の裏側などは、のぞき込んだり、かがんだりして拾わなくてはならないので大変です。「あーしんど。腰が痛い…」という声も聞こえてきます。また、ごみの汚れがひどいものや、空き缶に泥水が入っていると、火ばさみでつかんだものの「わあー、きたないなあー」と、顔をしかめる子ども。時間が経つにつれて、「なんで、こんなとこにすててんやろ?!」と口々にぐちがこぼれていました。タバコの吸い殻が多いのには本当にびっくりしました。昨年に比べて空き缶が少なくなっていたのでよかったのですが、その代わりおにぎりや菓子パンの袋、お弁当のケース、ファーストフードのごみが土手のあちらこちらに捨ててあったのにはうんざりしてしまいました。

真剣な子どもたちの声

作業の後、6年生の児童に聞いてみました。「はじめは、はりきっとったけど、だんだんさみしい気持ちになってきた」と、素直な気持ちを言い、「ごみがあまりにも多いので腹が立ってきた。だれが捨てたんか分からへんけど“捨てるな!”と言ってやりたい」と、怒りをぶつける子の声もありました。
さらには、「ごみを捨てる人が一人もおらへんかったら、きれいな町やのに…」、「めんどうくさいと思うけど、こんなちょっとしたことで町がきれいになるんやったら簡単なことやから、これからもやっていきたい」という子どもたちの純真で真剣な思いを聞くことができました。
子どもたちの気持ちをしっかりと受け止め、大人たちがお手本となるよう気を引き締めて、より一層環境美化に努めていかなければいけないと、改めて考えさせられました。「これくらいらら…、ちょっとくらい…」といった甘い心でなく、食べた後は責任をもって片づける。ごみはごみ箱へ捨てる。ごみ箱がないときは持ち帰る。まずは、身近なことから気をつけたいものです。
「ポイ捨て等防止条例」が施行されてまだ、二カ月足らずですが、一日も早く“篠山ってきれいな町やね”って言われる日が来ることを願っています。
(4)

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