1998年12号

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伝統が生きるデカンショのまち
篠山町ホームページのアドレス
http://www.town.sasayama.hyogo.jp/


自然とふれあうひとときに 心身のリフレッシュを実感!

        晩秋とはいえ 暖かい日が続いたせいか
         多紀連山に 紅葉の便りはやや遅れぎみである
   この時期 緑豊かな篠山の自然に親しもうとする人々は多い 
  快晴に恵まれた11月8日は 「第12回多紀連山アルペンルート登山」
    この日 参加した人々は約1200人を数え 例年にない人出となった

   人は富みに 健康を意識しはじめ 自然とのふれあいを求める
          キーワードは「森林浴」と「リフレッシュ」
 心と体が新鮮になれる瞬間を楽しむことが 何よりの良薬となるらしい
(1)
TOWN NEWS まちのわだい

■菊花香る文化の日 功労者を表彰 

町では、文化の日の11月3日、各界の功労者に対し、その功績を顕彰する功労者表彰式を行いました。受賞された皆さんは、町の発展のため、自治、福祉、産業、文化、寄付のそれぞれの分野において多大な貢献をされた方々で、町長から賞状と記念品が贈られました。

受賞者紹介
   (敬称略)
特別自治功労
◆畑  俊三(畑 宮)
長年、篠山町議会議員として活躍され、その間、議会議長の要職を歴任、地方自治の円滑な運営と町政発展に尽くされている。
◆畑  雄司(野 尻)
長年、篠山町議会議員として活躍され、その間、議会議長、町監査委員等の要職を歴任、地方自治の円滑な運営と町政発展に尽くされている。
◆和田 善久(八上内)
長年、篠山町議員として活 躍され、その間、民生福祉常任委員長ならびに篠山町総代 会長等の要職を歴任、地方自治の円滑な運営と町政発展に尽くされている。
自治功労
◆大西 正徳(山内町)
多年、篠山町議会議員として活躍され、その間、民生福 祉常任委員長等の要職を歴任、地方自治の円滑な運営と町政 発展に尽くされている。
◆倉  清春(後川中)
多年、篠山町議会議員として活躍され、その間、産業建 設常任委員長等の要職を歴任、地方自治の円滑な運営と町政発展に尽くされている。
◆岡前 昌喜(小川町)
多年、篠山町議会議員として活躍され、その間、総務文 教常任委員会副委員長等の要職を歴任、地方自治の円滑な 運営と町政発展に尽くされている。
◆竹本  功(野間)
多年、篠山町総代会理事、城北校区会長等の要職を歴任、地方自治の円滑な運営と町政発展に尽くされている。
◆石田 幸二(後川下)
多年、篠山町総代会長、後川校区会長等の要職を歴任、地方自治の円滑な運営と町政発展に尽くされている。
福祉功労
◆前河 好和( 泉 )
多年、篠山町交通指導員として交通安全のため街頭指導に努められ、事故のない地域社会づくりに尽くされている。
◆岸見 俊治( 中 )
多年、篠山町交通指導員と して交通安全のため街頭指導に努められ、事故のない地域社会づくりに尽くされている。
◆籾井 和生(池 上)
多年、篠山町交通指導員として交通安全のため街頭指導に努められ、事故のない地域社会づくりに尽くされている。
◆井階美和子(立 町)
多年、民生委員児童委員として社会福祉の発展に尽くさ れている。
◆今村 道子(魚屋町)
多年、民生委員児童委員として、社会福祉の発展に尽くされている。
◆倉  保健(後川上)
多年、民生委員児童委員として、社会福祉の発展に尽くされている。
産業功労
◆向井 裕良(宮ノ前)
多年、丹波杜氏として後継者の育成、醸造技術の研究と地域の発展に尽くされている。
◆藤井 隆男(福 井)
多年、丹波杜氏として後継者の育成、醸造技術の研究と地域の発展に尽くされている。
◆後川特産物加工組合
1988年4月に建設された特産物加工場の運営にあたり、地道な研究による新商品の開発と販路拡大に力を注がれ、地域特産物の振興に寄与されている。
◆多紀郡猟友会篠山支部
農家が丹精込めて作られている特産物に大きな被害を与える有害鳥獣の駆除活動を積極的に展開され、町の農林業の振興を側面から支援されている。
文化功労
◆雄山 廣文(黒 岡)
1973年に再開された「篠山春日能」から現在に至るまで、四季の演能に当たっては常にその運営を支えられているとともに、県指定文化 財である能舞台の維持保全に努められ、町の文化振興に尽くされている。
◆南  松雄(池田市石橋)
丹波篠山が全国に誇る郷土民謡「デカンショ節」の由来などを史実に基づき実証的に調査分析、町主催の「デカン ショ節・100年記念事業の成功に大きく貢献されるとともに、丹波篠山の伝統文化継承に尽くされている。
◆たんば田園交響ホール ステージオペレータークラブ
照明、音響、大道具製作など優れた技術による舞台効果で交響ホールの円滑な運営と利用率の向上を裏で支え、広く地域文化の振興発展に尽くされている。
◆たんば田園交響ホール レデ ィース21委員会
家庭と仕事を両立させながらも、女性がもつ豊かな感性をもってホール事業の企画、運営に参画。ユニークで斬新なアイデアは交響ホールの運営に活力を与えているとともに、広く地域文化の振興に尽くされている。
篠山城大書院復元寄付特別功労
大書院復元のため、3年間 にわたり多額の寄付を続けられた。
◆大阪メッシュ(大阪府松原市三宅西)代表取締役社長 後藤又四郎篠山城大書院復元寄付功労
大書院復元のため、多額の寄 付をされた。
【個人】
◆藤原 邦高(西宮市生瀬町)
◆東門 隆夫(沢 田)
◆小林  甫(東新町)
◆本山 新三(西 町)
◆畑  三男(北新町)
◆村上 栄一(山南町篠場)
◆澤山  勝(大阪市中央区玉造)
◆西本 輝夫(向 井)
◆藤井 正一(西岡屋)
◆福島  博(西新町)
【団体】
◆中兵庫建設(八上内) 代表取締役 宮城隆一郎
◆太閤観光且ツ山観光ホテル(北新町) 代表取締役 金 静子
◆兜氈@島 組(西新町) 代表取締役社長 福島 剛
◆西山寛商事(福知山市駅前町)  代表取締役社長 西山 進
◆滑竝闢d機製作所(河原町) 代表取締役 垣内 義昭
◆コミナミ(南新町) 代表取締役 小南 富男

丹波材を生かして こだわりの殿町公民館完成!

かねてから改築工事が進められてきた殿町(八上)公民館改築工事がこのほど完成。10月30日、地域の皆さん多数が参列して竣工式が執り行われました。
新築された公民館は、丹波材のスギ、ヒノキを使った木造平屋建てのこだわりの施設。延べ床総面積約180平方メートル、建物や設備を含めて総事業費約3000万円を村の積み立て資金で建設。人にやさしい配慮も施された特徴ある施設となっています。

篠山盆栽会 兵庫県くすのき賞を受賞

このほど篠山盆栽会が兵庫県くすのき賞を受賞され、11月2日に篠山歴史美術館前にて表彰式が行われました。
この賞は、ボランティア活動を通し、人間連帯の輪を広げ、こころ豊かな地域社会づくり等に貢献された団体に贈られているもの。篠山盆栽会は1953年設立以来、春の盆桜展や秋の盆栽展を定期的に開催されたり、篠山城跡へのツツジの植樹や観光客への樹木の苗木を配布したりと、住み良い地域環境の形成を図りつつ、さわやかな県土づくりに貢献された功績に対して贈られました。

紅葉の篠山路を歩こう 丹波篠山五十三次GOGOウォーク開催

山々が色づき始めた秋晴れの11月1日に、櫛石窓神社を出発とする「丹波篠山五十三次GOGOウォーク」が開催されました。
今回で第9回目を迎えるこの企画は、丹波篠山五十三次のポイントを徒歩で訪ね、「ディスカバーささやまグループ」の皆さんに説明ガイドを受けながら紅葉の丹波路を満喫しようというもの。
この日は絶好のウォーク日和。町外からも参加者があり、参加総数は約60名。参加者の皆さんは櫛石窓神社を出発し、豊林寺、大日堂、春日神社、長谷寺、妙見堂、毘沙門堂、中村の観音とまわる中で、篠山の風景や建物を見たり、草花を拾ったりしながら篠山の風情を体感し、楽しいひとときを過ごしました。

サロンで語る「デカンショ節今昔&夢未来」で激論

肌寒さを感じ始めた10月31日の夕刻、大正ロマン館にて「デカンショ節100年記念事業」の一環として実施の「サロンで語る『デカンショ節今昔&夢未来』」と銘打った意見交換会が開催されました。
これは、郷土丹波篠山が誇る文化財「デカンショ節」を保存し、後世に継承していくことを目的として、一般参加者による率直な意見交換の場を設けようと企画されたもの。
まずはティータイムとして、数あるデカンショ節(篠山節・ミツ節)をBGMに、ケーキとコーヒーのサービスでくつろぎました。そしてメインの「意見交換」。「まどか会」会主の円増浩之さんをはじめ6名の方々がそれぞれの立場から意見を述べられ、これからの「デカンショ」をどうしていけばよいのか活発な意見が飛び交い、来場されている方々も時間が経つのを忘れるほど聞き応えのあるものでした。今回の意見交換会で出たものが今後に生かされていくことを願って閉会となりました。



文化の日に篠山町文化祭芸能発表会が開催

 11月3日の文化の日、中央公民館・東部公民館にて篠山町文化祭芸能発表会が開催されました。
 この日は、各文化団体が日ごろの練習の成果を存分に発表。会場では、発表者の歌に合わせて一緒に歌を口ずさんだり、体でリズムを取ったりしている方もおられ、それぞれ文化の秋を満喫していました。
 また、各会場内には彫刻や生け花、絵画、習字、俳句などの力作を展示。さらに、模擬店やお茶席などもありました。そしてこの日の締めくくりは「お楽しみ抽選会」。当たった方もはずれた方も一喜一憂で、会場は終日にぎわいを見せていました。
 なお、11月23日には合同芸能発表会がたんば田園交響ホールで行われます。
 


公共施設起工式・竣工式が行われる

 10月28日、篠山城跡天守台において、篠山城跡天守台石垣修理工事の竣工式が行われました。修理工事の概要は次の通りです。
▼工期 ▽着工=1992年10月8日 ▽完成=1998年10月26日
▼工事負担費 2億3,162万5千円
 また、10月29日には、特定環境保全公共下水道事業福住処理区の福住浄化センター起工式がおこなわれました。建設工事の概要は次の通りです。
▼処理施設延べ面積 951.14平方m
▼施設概要 ▽管理機械棟(地上2階、地下1階 844.85平方m)=事務室、受変電室、脱水機室、ポンプ室 ▽水処理棟(106.29平方m)=ポンプ室、階段室

八幡谷ダム湖畔で、もちつき・竹細工など里山遊び

 晴れ渡る秋空の10月31日、川原の八幡谷ダム湖畔にて、「里山を楽しもう」と題し、里山遊びが行われました。
 午前中は、地元婦人会や老人会の方々などともちつきを通して交流。わらびもちや、やきもち、きなこもちなどを食してお腹がふくれた後は、竹細工の時間。地元の方たちが用意された竹を使って、大人たちは子ども時分を懐かしみつつ竹馬に乗ったり、笛や弓矢をつくったりと夢中に。また、子どもたちは竹とんぼや水鉄砲などで遊び、楽しいひとときを過ごしました

■婦人会が山ゆりホームへ心温まるタオル寄贈

台風が去った秋晴れの10月18日、山ゆりホームにて、篠山町婦人会より心温まるタオルが寄贈されました。
これは、婦人会のボランティアで集められたもので、会員の皆さんから約700枚のタオルが集められました。会長の黒田さんは、「老人ホームに来てはお手伝いがなかなかできないので、何かできることはないかと考えた結果、会員960名という数の力を活かしてタオルを集めようということになったんです」と言われていました。こういう形は初めてとのことで、「今後も続けていけたら」と非常に意欲的でした。


子どもたちは大はしゃぎ「幼児のうたまつり」

 10月29日、たんば田園交響ホールにて、町内の幼稚園児や保護者を対象に篠山町教育委員会主催の「幼児のうたまつり」が開催されました。
 アンサンブル・レネットの皆さんによる楽器演奏や歌を聴いた後は、「天満のとらやん」と題したオペレッタ(普通のせりふと歌の混じった軽い内容のオペラ)が上演され、園児たちはイスから身を乗り出して笑っていました。また、「とらやん」が会場内を走り回ると、子どもたちは大はしゃぎ。約500人が詰めかけた会場は、終始とても楽しい雰囲気で包まれていました。
(5)
●ぼくとわたしの作品らんど

たまごかけのひみつ



きょうのあさごはんは、たまごかけ

ひみつは、おさとうを入れればいいのさ

これでたまごかけのできあがり

たべたらあまくておいしいよ
はじめて

鼓笛ではじめてティンプトンをした
トン トン トン
少しリズムがむずかしい
タ タン タン
こまった こまった
タ タン タン

はじめは覚えていたけれど
うまくいくと思って
一回みんなであわしてみると
最後で少しまちがえたから
もっと もっと 覚えたい
畑小2年 竹位 美保さん
畑小5年 岡本佑允さん

「王子動物園でのったよ」

「電柱のある風景」
村雲小1年 小崎 慎也 村雲小5年 田中修
 
●いのち輝くとき54

やっちゃんだいすき
                         柴 田 礼 子

今年もやっちゃんは、お父さん、お母さん、弟二人と一緒に栗拾いにやって来ました。やっちゃんは栗林の中の落ち葉がカサカサといったり、枝の栗を落としてイガが転げ落ちる様子を見たりするのがとても好きです。キャッキャッと喜ぶのを汗だくになっておんぶしているのは、お父さんとお母さん。やっちゃんの喜ぶ姿を見たくて毎年私たちは栗拾いに行きます。

残念ながら、今年は雨続きでそういう音は聞けませんでしたが、お昼ご飯の後、私の子どもがたまたま着ていたカッパのファスナーを上げ下げしていたら、それが気に入ったらしくニタニタと笑っていました。「これ、やっちゃん好きみたい」と言って子どもは大ハリキリ。
そう、やっちゃんは今、大阪市立平野養護学校の3年生です。言葉はしゃべれず歩けません。一人では食べられません。でも、明るい両親はどこへでも遊びに連れて行ってくれます。

やっちゃんが篠山へ来たのは五、六回にもなると思います。そんな中で、やっちゃんを見て「あいつ大きくなったらどんな顔になるんやろ」と言う子供がいたり、やっちゃんの顔を見ては笑って逃げる子どもがいたり、やっちゃんと友達である私はその時かなりショックを受けました。そばにいた両親の胸中は図りしれません。 知らないということが、知らないままに人を傷つけるという恐ろしい出来事に出会い、子どもにも大人にも、もっともっと障害者を知ってもらう機会をつくらなければと思いました。

私自身14,5年前までは障害を持った人たちに特に関心もなく過ごしていました。が、大阪市内の団地に住み、同じ棟にやっちゃんや聴力に障害のある夫婦が住んでいたことが、私にとって生き方を変える出会いとなり貴重な財産となったのです。
やっちゃんの母親は言います。「やすおはしゃべれへんから、人の悪口を言わないできれいな心のまま一生送れると思う。いろいろな事件がある世の中のことを考えると、世間のことは知らない(わからない)方が幸せかもしれない」と。

やっちゃんは手足を動かすのは少し不自由ですが、おすわりしている自分の体を方向転換するのは、やっちゃん流のこつがあっていとも簡単にできますし、みんなが言うこともちゃんとわかっています。先日も枝豆を枝からとってカゴに入れていると、近くにいたやっちゃんの手が伸びてきて、カゴのなかの枝豆をポイポイと外へ放り出すんです。そこでやっちゃんのやんちゃぶりをカメラに収めようとカメラを構えた時には、もうすました顔でこっちを見ていました。やっちゃんやるなあと思いました。
やっちゃんは「かわいそう」と同情してほしいなんてみじんも思っていません。「こんにちは」と声をかけてほしいと思っています。楽しくお話がしたいと思っています。

この町に住んでおられる障害者の方々も人目を気にすることなく出かけられ、明るいあいさつが自然に交わされる、陰でヒソヒソ言われないで済むような、そんな町に…そして、これからも何度となく篠山に訪れるであろうやっちゃんに対して、やさしく温かい町に変わってほしいと願わずにはいられません。
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