1999年の新年を迎え 健やかな1年であることを願って 力強く邪気を払い にらみを利かす「獅子舞」とは 獅子頭をかぶって舞う民族芸能のことをいう 獅子に頭を噛んでもらうと頭痛も治り 福をもたらすとか そして獅子二頭による勇壮な「神来舞(しぐるま)」は 五穀豊穣 悪魔ばらい 無病息災 家内安全を願う 600年の歴史を伝えて現在に生きている「獅子舞」 篠山町は「市」となり 新たな歴史を刻んでいく変革の年を迎える そこに立ち会う我々も 獅子のように力強くありたいと願う | |||||||||||
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11月16日〜21日 トライやる・ウィーク
中学2年生が 広報「ねんりん」の紙面づくりに悪戦苦闘 |
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11月16日(月)〜21日(土)の6日間、篠山中学校、篠山東中学校の2年生、365名が町内の各種事業所等に通い「地域に学び、仕事の体験活動を通して、新たな教育の創造をしょう」と、「トライやる・ウイーク」が行われました。これは、兵庫県教育委員会が今年度から初めて提唱・実施した事業(課外授業)で、学校・家庭・地域が手を取り合って、子どもたちを育ていくことをねらいとしたもの。6日間の短い期間とはいえ、中学生にとっては、地域で、さまざまな仕事の分野を身をもっ て知ることで、人との出会いやふれあい、そして未知の体験学習ともなって、すぐれた学習機会が得られました。 この機会に、広報「ねんりん」(役場企画課)も指導ボランティアとして登録させていただき、受け入れをいたしました。広報紙の作成業務には希望した中学生9名が参加。生徒たちは、2班編成で広報紙の紙面づくりに挑戦しました。取材や原稿作成など、悪戦苦闘して取り組んだ手作り作品を紹介させていただき、トライやる・ウイーク (体験学習)の成果を確かめてみたいと思います。 |
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◆ステッキーズ◆ ゆかいでステッキなおじさんの心にふれて
きっかけと杖に対する思い
二ノ坪の谷舗勝美さん(71歳)を訪ねました。杖を作り、毎月役場に寄付していただいています。65歳の時に杖作りを始めて、もう6年が過ぎたと言っておられました。作り始めたきっかけは、県守・西尾元治さん(88歳)が、つつじの木で作っておられた杖を役場に持って行かれたことからだったそうです。谷舗さんは、前々から町民の皆さんのために、何かを尽くしたいと思っていたそうで、西尾さんの行動に刺激されて、杖を作りかけました。「もう、1,900本にもなる」と言われていました。すべて、ご老人たちのために作っているのですが、まだ、町内のすべてのご老人たちに行き渡ってはいません。木や竹の杖は、魚釣りの竿にも使えるらしく、それを目的に持って帰る人がいるようなのです。 「そんなつもりで杖を作ったのでは、ないんやけどな」と、谷舗さんは悲しげに言われていましたが、「こういうふうに、人のために何かしている姿を少しでも見習ってほしい」と明るく話してくださいました。 杖を作るにあたって
杖の元になる木や竹は、近くの山や河川に行って、倒れている木や、通るのに邪魔な竹を見つけ、よい部分を切り取り持ち帰ります。その他いろいろな人から木や竹をもらっているそうです。夏は、あまり木を切らず、冬に切ります。12月に切ると強い杖ができます。杖といっても、木の杖と竹の杖があり、夏は木の杖を作り、冬は竹の杖を作ります。なぜかというと、木の杖はヤスリで皮をむいたらいいだけですが、竹は火であぶって油抜きをしなければならないので、夏はその作業が熱いため冬にやっているそうです。油抜きの方法は、火で何秒かあぶります。すると黒い汁が浮さ出てきます。これが油です。すぐに火から出して、すばやくタオルでこすります。これをしないと腐ってしまいます。 夏作る木は、主につつじとこぶしの木です。つつじの皮はむきやすく、こぶしの皮は分厚いので難しいです。しかし、こぶしは乾くと真っ白になってとても軽くなるので人気があるそうです。初めのころは、杖をつくとき先が削れるのでパイプをはめたり、腐るのを防ぐためと、見た目をきれいにするために、つや出しスプレーを使ったりしていましたが、作る数が多いためや、お金がかかるため止められたそうです。 そうして作った杖を毎月、5・60本ぐらいは役場に持って行かれるそうです。 自分のことより人のために 杖作りは、忙しくとても体力のいるしんどい仕事だそうですが、楽しんで取り組んでおられるようです。この谷舗さんの善意が伝わり、今まで杖を使われた人から、お礼の電話が5件もかかってきたらしいです。「それが目当てではないんですけどね」と谷舗さんはうれしそうな顔で言われました。 谷舗さんは、「人のためになるし、10年間は杖作りをやっていきたいですね」と言われていました。因っている方々のために、何かでさることはないかと、杖作りを一生懸命続けておられる谷舗さんの姿を、私たちも見習っていかなければいけないのではないでしょうか。 |
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◆役場丼◆活気あふれるまちづくりをめざして
みんなで取り組もう! 倉さんは、心がなごむようなまちにしょうとしています。例えば、田んぼの土手や、道路のわきに花を植えたり、遊具のペンキぬり、みんなでお金を出しあって、ぶどうを植えたり、などです。それに、8月2日には、川の整備がありました。大体の川は、両端をコンクリートで整備してありますが、後川はまだ、自然のままです。だから、みんなで協力して、500bぐらい、きれいにしました。 「だれかがしてくれるだろう、ではなく、みんなでやることが大切です」と言われました。 ふれあい活動 後川には、祭りという祭りがありませんでした。そこで、倉さんは地域の子どもたちが「都会の大学とかに行くようになっても、ふとまぶたを閉じると後川が浮かんでくる、そんな地域にしたい」と思われて、祭りを企画されました。特に今年は村のみこしを完成させて、より一層祭りを盛り上げていきました。ほかに、村の人たちがおでん・焼そば・トウモロコシ等がふるまわれ、○×ゲームやクジの入ったもちがまかれて、用意されていた景品交換をするなど、楽しい祭りが行われました。また、今年の10月25日に、後川側の弥十郎登山道(竹谷コース)の整備とふれあいの集いが行われました。 午前8時30分から登山道整備をされて、木を切ったり、滝がある場所の橋が腐っていたので新しくかけかえたり、看板を715bの頂上に立てたりしました。11時30分からは女性団体の方が用意された昼食を食べた後に、ビンゴゲームが行われました。 午後1時からは約40人が登山に参加して、途中で若い人がご老人を補助しながら登山するということがあり、無事終了しました。 守ろう!私たちのふるさとを 平成7年度から、地域の人たちが月に1回、多いところでは2回ごみ拾いに取り組んでいます。100人あまりの人たちによって『ふるさとを守る会』が結成されて、ごみのない後川づくりをめざして、がんばっています。 後川の峠には、古くなつた洗濯機、テレビなどが捨ててありました。車やタイヤもありました。タイヤは業者が引き取ってくれないので、お金を払ってまで引さ取ってもらいました。こういう地域の人たちの協力によって、とてもきれいになりました。不燃ごみは、軽トラックに3台分ほど集まりました。 拾っても、拾ってもまだ、ごみを捨てる人がいます。だからごみが、なかなかなくなりません。しかし、みんないやな顔一つせずがんばっています。倉さんは、「拾うのも、もちろん大切だけどその前に、捨てない人になってください」と話しておられました。 |
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不法投棄はやめて!と町をあげて環境美化活動
奥山さんは現在、篠山町保健衛生推進協議会の会長をされ、日常の家庭ごみ排出(収集)など、定期的に決められた町民生活上のルールが守られるよう、各集落(町内会)衛生委員さんとの連絡調整を図りながら、暮らしやすい環境づくりのために活躍されています。奥山さんは、今日特に、大きな社会問題となっている環境破壊の問題を言われます。それは、心ない人たちによる「不法投棄」です。現在、町と一緒になって、「不法投棄をやめよう!」とマナーの大切さを呼びかける看板の設置や、環境パトロールをされていますが、一向に変わらないのが現状だということです。 不法投棄があまりにも悪質なところは、福住・天王峠、大芋・板坂トンネル付近の府県境。不法投棄の中には、大型ごみ(廃棄された軽トラックや家電製品など)があって、良識を疑います。最近では、交通量の増えた国道173号や町内の幹線道路の沿線に、空き缶やタバコのポイ捨てが多いとも。奥山さんは、「ドライバーのマナーの悪さに困り果てる」と嘆かれていました。 イタチごっこの清掃ボランティア 町内での「不法投棄を一掃しよう!」と、不法投棄撲滅キャンペーンを兼ねて、地域の総代会や婦人会、PTA、ライオンズクラブなどで、定期的な清掃ボランティア活動が行われています。 奥山さんは、「ボランティアの皆さんが一生懸命『空き缶』拾いや川の掃除をしても、ポイ捨てする人たちが一向に減らないため、イタチごっこですよ」と苦笑されます。 毎年6月の第1日曜は、篠山町の「ごみ一掃クリーン作戦」として定め、清掃活動が取り組まれています。この趣旨は、地域住民が「自分たちの住むふるさとを自分たちの手で美しく守ろう」というものだそうです。地域の人々が力を合わせて自分たちの居住空間を美しく保とうとされているのに感心しました。 中学校でも、先生や親たちと一緒に、毎年何回かの廃品回収をしています。 各家庭から出される新聞や雑誌、衣類、鉄、アルミ・スチール缶などがたくさん集まります。これらの作業を通して、ごみを減らすことやリサイクルの大切さを学んでいます。奥山さんがお話しになった町をあげての環境美化に、私たちも少しでも役に立てるよう積極的に参加していきたいと思っています。 |
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ふるさと新発見伝19
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12月に入り、日々の寒さが増すごとに山々の紅葉も落葉し、冬支度を急ぐ時期となりました。 去る12月3日、梶屋さん宅へお訪ねしたとさは、少し曇りがちの肌寒いお天気でしたが、家を取り巻く山々の自然はまだまだ紅葉が美しく、晴れていたら素晴らしい景色だったと思いました。 家庭の伝統行事にふれて
この時期、どの家庭においても、年末からお正月のことを考えられるのではないでしょうか。私が梶屋さん宅に到着したときには、もうお友達の方々が集まられ、料理の準備にかかっておられました。 懐かしの料理を作っていただきながら、そのかたわらで、同じ地区にお住まいの村山茂子さんに冬季の伝統行事について、お話を伺うことができました。 村山さん宅では、11月に入ると「亥子(いのこ)のぼたもち」といって、11月の亥(干支でいういのしし)の日、それもその月に3回「亥の日」があれば、中の日(2回であれば初めの日)に、朝から「ぼたもち」を作り、一升ますを神棚にお供えします。昔なら、臼(うす) に、今では籾すり機に米の豊作を感謝する意味でお供えされているそうです。 別名「亥子の餅(もち)」ともいわれ、五穀豊饒(ごこくほうじょう)を祝う収穫祭の意味があり、県内各地はもちろん、西日本一帯で広く行われているそうです。「春来て秋に帰る」と考えられる「亥の神」「田の神」の労をねぎらう「神送り」の行事でもあるそうです。 伝統にはそれぞれの意味が… 12月1日には、「オトゴツイタチ」と呼ばれる伝統行事が。朝早くから赤飯を作り、神様にお供えして、家族全員が「赤飯となすびをカラスが鳴くまでに食べる」という言い伝えによって行われているそうです。この「オトゴ」とは、「乙子」と書き、末子の意味があり、昔はナスの漬物を食べないと「水難に遭う」とか「川にはまる」などといわれていました。どうも、ナスの漬物は一種の厄よけで、古くはナスが毒消しに用いられたことから転じたものらしいです。 そして、いよいよ年末からお正月です。元旦の朝のお供え物として、「宝來(ほうらい)さん」(=「宝來飾り」ともいう)のお飾りを年末に作られるそうです。これは、一年間の家族への感謝と平和に暮らせるようにと、新年を迎えるにあたり、家族で祝う最初の行事となります。 村山家では、床の間に供え、家族が新年のあいさつをしてから「恵方」(「吉」方角)を向いて、昆布茶をいただかれるようです。 一足早く試作「宝來さん」 ところでこの「宝來さん」は、三方に半紙を敷き、向こう正面にウラジロを置きます。その両端には山形に高く盛った「とうじ豆」を置き、真ん中には水引のかかった松の枝と橙(だいだい)をのせます。そのほかは、みかん、ごまめ、干し柿、勝栗、昆布、ギンナン、糎(かや)の実などを家族の人数分のせます。 どれも新年を迎えるのにふさわしい縁起物ばかりです。「宝來さん」は、地域や家の伝統によって、呼び方やのせるものも違っているようです。 この「宝來さん」に出てくる「とうじ豆」ですが、白豆と黒豆をいって、もちをみずでとろりと煮溶かし、砂糖を入れたものでからめて山のように高く盛り固めたものです。これもこの1年、まめに暮らせますようにといただくようです。 村山さんは、「お正月は、早くからカーテンや窓を開けないょうにしています。開けると福の神が逃げていきますから」と言われていました。このように、昔からの言い伝えや、伝統行事は書いたものがあるのではなく、代々見よう見まね、口伝えで覚えてこられたそうです。 懐かしの手作り料理を前に
今回、梶屋さん宅でお話を伺っている間に、「ぼたもち」や「白あえ」「カボチャの従兄弟煮」「赤飯」…と、懐かしい家庭料理をたくさん作っていただきました。その中には、手製の箸袋や、我が家のかくし味で作られた品があったり、山の芋を使った「コロッケ」を持参くださったりと、最近失われつつある心のこもった「おふくろの味」を前に、とてもおいしく楽しいひとときを過ごすことができました。近年は、核家族化し、またスーパーなどで手軽に買うことができる時代です。だんだんと簡素化もされ、古くからのよき伝統を伝える人も少なくなってきました。 今回の取材では、集まられた皆さんの世代を超えてお話を伺うことができました。特に、代々伝えられてきたよき伝統文化にふれることがでさました。簡素化の時代にある今日、学ぶべき伝統文化のよさを取捨選択していく生き方もまんざらではないと強く感じました。 |