1999年1号

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表紙

伝統が生きるデカンショのまち
篠山町ホームページのアドレス
http://www.town.sasayama.hyogo.jp/


1999年の新年を迎え 健やかな1年であることを願って

力強く邪気を払い にらみを利かす「獅子舞」とは
獅子頭をかぶって舞う民族芸能のことをいう
獅子に頭を噛んでもらうと頭痛も治り 福をもたらすとか
そして獅子二頭による勇壮な「神来舞(しぐるま)」は
五穀豊穣 悪魔ばらい 無病息災 家内安全を願う

   600年の歴史を伝えて現在に生きている「獅子舞」
篠山町は「市」となり 新たな歴史を刻んでいく変革の年を迎える
そこに立ち会う我々も 獅子のように力強くありたいと願う
(1)
TOWN NEWS まちのわだい



終日にぎわいを見せた篠山町ふるさとまつり 

 暮れゆく秋を締めくくる「篠山町ふるさとまつり」が11月23日、篠山市民会館とその周辺で行われました。
 会場には、所狭しと模擬店が居並び、各種団体等が主宰する軽食コーナーが祭りを盛りあげていました。この日の目当ては秋野莱の展示・即売。町内各地から寄せられた山の芋や大納言小豆、大根、白菜などの秋野莱の品評会が行われる一方で、威勢のよい店頭販売も行われるなど、終日にぎやかな人出となっていました。
 また、会場には、町農業委員会によるユニークな「かかし展」もあり、行き交う人々を和ませていました。
 同日、恒例となった多紀郡肉牛共進会は、篠山城跡三の丸広場で行われました。各飼育農家が手塩にかけて育てられた肉牛の表彰式が行われるとともに、「競り」も行われ、訪れた多くの人々を楽しませていました。

着実な歩み「人権擁護の町推進大会」

 平成10年度「人権擁護の町推進大会」が12月6日、たんば田園交響ホールで行われました。
 宣言文の唱和に始まった大会は、町長、議長のあいさつの後、町内2校の中学校、養護学校を代表して、5名の中学生が人権作文を発表。その後は、作家・難波利三さんによる「人間ばんざい」と題する講演が行われ、会場に参加した約400名の聴衆に深い感銘を与えていました。
 人々の心の琴線にひびくようにと積み重ねられている住民学習会。その集大成ともいえる意味で、本大会は人権週間にふさわしい学習機会となりました。

臨時国会「改正法案」通過 合併時から「市制」へ

 
去る12月5日、衆議院議員・谷洋一代議士(衆院・地方行政委員会理事)が来郡。多紀郡内の町長、議長などが参集して「国会報告会」が行われました。
 内容は、今臨時国会で議員提案された「市町村合併特例法」改正案(人口要件「現行の5万人から4万人に引き下げる」趣旨)が、衆参両院を通過する運びとなったということ。これにより、4月1日合併時から、「市制」が施行される見通しとなります。


小多田で地域防災・災害救助訓練行われる

 小多田・清水規矩夫さん(災害モニター)所有の山林で11月29日、自然災害(がけ崩れ)が発生したという想定で、地元小多田地域住民、篠山警察署(一般部隊)、消防団第2分団(第2部)団員等約50名が参加。3者連携の訓練が行われました。
 訓練は、警察署・一般部隊11名による人命救助の模範演習として行われ、がけ崩れによって運転中の乗用車が土砂に埋もれ、一刻の猶予もなく救助が急がれるという設定。同一般部隊は、「阪神淡路大震災」を機に装備したというエンジンカッター(チェーンソー) や油圧式ポンプ(スプレッター)、油圧ジャッキなどの救助用工具を駆使して、緊張感あふれる救助訓練を展開していました。
 後刻、消防団の指導で消火器による消火実演、警察署の指導による人命救助講習なども実施。日ごろから、地域での防災思想の大切さが見直されていました。

中原山で地域住民が手を携えてふるさとづくり

 中原山(福住)地区で11月29日早朝、小集落活性化事業の一環として、地域の皆さん総出による記念植樹が行われました。作業は、河川改修された同地内、約800bの籾井川の堤防沿いに、桜や紅葉の苗木等80本が植えられたもの。
 地元総代・谷昭夫さんは「日ごろ、疎遠になりがちな地域住民がふれあう機会に。また、植樹作業を通じてのふるさと意識を高めることをねらいに行いました」と語っておられました。
 この事業には、中原山住民皆さんはもとより、ふるさとを離れて暮らす地元出身の人々も一時帰郷して参加されるなど、子どもからお年寄りまで、総勢約50名が参加。中には、久しぶりの出会いとなつた方もあって、作業の合間に、近況談義に花を咲かせていました。
 作業が終えた昼時からは、地域の皆さんが親交を温める機会「交流の宴」も行われ、有意義な一日となっていました。
 
伝統工芸「王地山新作展」行われる

 去る11月21日から23日までの3日間、王地山陶器所にて、「王地山焼新作展」が行われました。
 今年の新作は、平成11年の干支「卯」の作品をメインにして、青磁・白磁の花生け、食器類、染め付けと赤絵の香炉などの力作が展示され、馴染みの来客など約400名が訪れました。
 陶工の村上由樹さんは「制作品の種類も年々増え、陶工の熟練度と比例して、今回もまずまずの出来」と話していました。



各種の取り組みをたたえ 功労者表彰等が行われる

厚生大臣表彰

ボランティアグループ・入浴福祉サービス「ひまわり(坂本利恵子会長ほか約30名)」は、昭和55年から、入浴福祉サービス活動を始められ、現在まで18年間も続けてこられています。その功績が認められ、この度、ボランティア功労者厚生大臣表彰を受賞されました。

社会保険庁長官表彰

 国民年金事業の推進のため、積極的に取り組まれている上二階町婦人会(小林節子班長ほか)に村し、社会保険庁長官から表彰状が贈られ、この度、篠山町・石田嘉久助役から当該婦人会代表者に伝達されました。

(5)
人 ひと

中  山田守さん(32)
去る11月13日に行われた「第34回全国左官技能競技大会」において、左官業・山田守さんが5位入賞に輝きました。

この大会は、全国から予選などを経て選考されてきた左官職人が、日ごろの技を競う大会。今年は左官業組合100周年の節目にあたり、京都で記念大会が行われました。大会へ参加されるきっかけとなったのは、たまたま、多紀郡左官業組合からの呼びかけに応じられたというもので、自己の力試しのために、また、年齢的にも円熟味を増した時期でもあったことからの応募ということでした。

大会には、全国から17名の職人が参加。業界の栄えある登竜門と位置づけられる大会に入賞したとあって、山田さんの顔も自然に笑顔がほころびます。「緊張しましたが、自分自身の力がどの辺にあるのか、また、全国レベルの中で、自分の力の位置を確かめる機会にもなったのでよかったと思う」と振り返られる山田さん。「この入賞を励みに、明日からの仕事にも張り合いが生まれます」とも。仕事に対するプロ意識とともに、誇りをわすれない山田さん。若干15歳の時から続けてこられ、現在に至る17年間の歳月を経た中で、着実に技を身につけられた自信が体全体にあふれていました。
●ぼくとわたしの作品らんど
「ぼくのお父さん」

ぼくのお父さんははたらき者
ときどきしんどいと言っているのに
会社に行きます

そんなに会社がすきなのかな?
お金をもうけるためなのかな?
会社に友だちがいるからかな?
それはぼくにもわかりません
「ゴンに言いたいこと」

ゴンのさんぽに行った

公園の下のところまできたら

はんたいに引っぱられた

ゴン

ぼくは犬じゃない
八上小3年 前田成範さん 八上小3年 井関将彦さん

「新年の決意〜山の芋・黒豆に寄せて〜」

福住小6年 高橋由梨さん 福住小6年 畑 鮎美さん
 
●いのち輝くとき55
人権擁護の町推進大会 発表作文から〜

「体験して考えたこと」

篠山養護学校 中学部二年 上 田 啓 子
私は、自分が嫌いでした。何か言われたら、すぐ泣いたりしてとても弱い人間だと思っていたからです。でも、それを直すのは、自分だと思いました。何をするにも、自信がなかったので、何もできなかったんだと、思ったからです。

二年生になって、外に出て、車イスの人の努力を知りました。いろんなことに挑戦していました。まず、初めて見に行ったのが障害者の人の競技でした。養護学校からも出ていました。私は見に行っただけだったけど、皆さんの努力が伝わりました。いろんな競技を見ていると、私も出たくなりました。来年はぜひ、出場して体験してみるとどんな気持ちか、考えてみたいと思います。

次に、車イスバスケットを見に行きました。私は、初めバスケットには、興味はありませんでした。ですが、私と同じ車イスに乗っている人が、バスケットをしているのを見て、とてもかっこいいと思いました。体験もしてみました。出るのは、恥ずかしかったけど出てみると、とても楽しくて、バスケットにだんだん興味がわいてきました。

車イスマラソンにスタッフとして行かせてもらいました。スタッフをしてみて思ったことは、ゴールテープを下にしたりして、工夫をしてあげるとゴールしやすそうでした。それと、ゴールに向かっていく一生懸命な姿が見られました。一人ひとりの選手の人が輝いていて、自分にはない笑顔を持っていて、すごくうらやましかったです。

それらを通して思ったのは、自分自身、初めの方はとても行きたくなくて、恥ずかしかったけど、行くうちに人ってどんな気持ちを持っているんだとか、どんなことに挑戦しているんだとか、周りの人のことが分かり始めました。その中でも、今年、交流で行った篠山中学校の体育祭が一番印象に残っています。

私は生活の中で、養護学校に通っています。去年は恥ずかしくて、見学も生きたくなかったけど、今年は、少し自信がついてきたので、見てる人と見られる人の違いを考えてみようと思いながら行くことにしました。私は、いつも人から見られる立場の人間でした。だけど、いろんなことを体験してみて、人はどんな気持ちで人を見ているのかを、考えられるようになってきました。しかし、大勢の人の中に入るのには、まだ、勇気がいりました。嫌な目で見る人が多いと思っていました。でも、行くと声をかけてくれたりして、優しい人ばかりでした。みんなといっしょに練習していくうちに、だんだん緊張もほぐれてみんなの輪に入れました。私は、日ごろ、先生とばかり話しているので、同年代の子と話すのは、難しいと思っていました。けれど、話してみると話題にも入っていけ、とてもよかったです。練習の間は一緒に悩んだり、考えたりして必死でした。だから、みんなと一つになれたような気がします。人の目も、あまり気にしなくなりました。

私は、体験を通して、いろんな立場でものを考えるようになってきました。自分以外の人のことを、考えるようになりました。だから、皆さんも、もっと周りのことなどを、気にして欲しいと思います。自分と人とはどう違うのか、嫌なことを言っている人と言われている人のことを、もっと考えてほしいと思います。

私も、いろんなことをもっと経験していきたいと思います。人と人との関わりをもっと大切にして、人のことを考えたりできる人間になりたいです。勇気や希望を持っていきたいと思います。心が強い、どんなことにもくじけない人になりたいです。自分に自信が持てるように、がんばっていきたいと思います。
(6)

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