今田地区に新商工会館が完成
    1999年4月22日(木曜日)読売新聞

  篠山市の今田町商工会館(小林数馬会長)の新しい商工会館が今田地区に完成した。山のふもとの木立に包まれた自然環境と調和するよう、内外観とも和風仕上げ。住民らの交流と憩いの場としても開放している。
 敷地約3600平方メートルに、渡り廊下で「コ」の字型に結んだ木造平屋の4棟を構え、約390平方メートル。丹波立杭焼の窯元や、町内在住の創作家グループ「めんめの会」メンバーの作品などを飾る展示室、茶室、120人を収容する会議室、事務室などがある。
 丹波さんの木材や庭石をふんだんに用い、静かで落ち着いた雰囲気の中、丹波立杭焼をはじめとする手づくり工芸の里ならではの<郷土色>を演出。新市移行前の旧今田町の「らしさ」を伝える基幹施設として機能させる。
 同町商工会はこれまで、旧陶芸会館に事務局を間借りしていた。<自前>会館を持つのは初めてで、総事業費は約1億2800万円。昨年夏から建設工事を進めていた。「商工会員以外の人々も気軽に立ち寄ってください。」と話している。

 
 日本陶芸展 篠山から8人入選
  立杭焼 市野哲次、良行さんも初 
  1999年4月22日(木曜日)毎日新聞

「第15回日本陶芸展」(毎日新聞社主催)公募部門に篠山市から8人の入選者が出た。うち立杭焼作家が初入選2人を含め6人で過去最多。入選者の数が東京都6人、京都府4人、大阪府5人などと比較しても着実にレベルアップしていることを裏付けている。
  日本陶芸展は毎日新聞の創刊100周年を記念して1971年に第1回を開催。以来、隔年開催し、今回は第1部(伝統)に545作品、第2部(前衛)に114作品、第3部(実用)に182作品の応募があった。
 審査の結果、篠山市からは第1部で立杭焼作家の市野元和さん、市野哲次さん、市野英一さん、市野雅彦さん、市野良行さん、清水圭一さん(いずれも上立杭)、青白磁器のピーター・ハーモンさん(味間奥)、第3部の柴田雅章さん(鷲尾)の8人が入選に決まった。
 初入選の市野哲次さん(39)は立杭焼窯元に生まれ、美術短大、瀬戸窯業職業訓練校を卒業し、1986年、県工芸美術展に入選以来、各展に応募し入選、入賞を繰り返し力をつけてきた。
 哲次さんは「5回ほど応募しやっと入選できた。流線模様の鉢で約1ヶ月かけて仕上げたが自信なかった。丹波立杭焼が認められてうれしい」と話している。」
 もう1人の初入選、市野良行さん(40)も窯元に生まれ、1985年、京都市立工業試験上を修了し、87年の県展に入選。主に父の日用の雑器作りを手伝ってきたが、10年ほど前から公募展に出品し、入賞してきた。
 良行さんは「鉄釉の魅力にひかれて鉄釉鉢を出品した。発色に失敗が多く2回目の応募でもあり、だめと思っていた。次は発色を安定させたい。」と話している。
 
 
 笑顔でふるさとPRへ
  シャクナゲ娘 北尾さんら3人
  1999年4月21日(水曜日)産経新聞


 篠山市の西紀観光協会は、地元のの観光PRなどにひと役買ってもらう「第11代にしきシャクナゲ娘」にこのほど、同市西谷の長沢映美さん(21)、同市西木之部、北尾有香さん(21)、同市宮田西尾貴世さん(24)=いずれも会社員=を選んだ。
 趣味は、それぞれピアノ、音楽鑑賞、ドライブと異なっているが、ともに明るい性格。今後1年間、ふるさと西紀の魅力を伝えていく3人は「いつでもどこでも笑顔を忘れずに、ふるさとのPRに励みます。」と張り切っている。

 
 デカンショ節BGMに醸造の新酒、新市誕生で記念販売
  鳳鳴酒造「夢の扉 デカンショ節の酒」19日から販売
  1999年4月20日(火曜日)神戸新聞


 鳳鳴酒造(篠山町呉服町、井階作京社長)では3年前からモーツァルトやベートーベン、シューベルトのクラシック音楽を聴かせて造った酒「夢の扉」を販売している。音楽を聴かせて造った酒「夢の扉」を販売している。ところが、メロディーの親しみやすさからポピュラー音楽としても知られるモーツァルトの交響曲第40番やベートーベンの「田園」交響曲などの名曲を使用。音を振動に変える機械をタンクに巡らして発酵を進ませ、よりマイルドな味に仕上げたもので、発売以来、人気商品になっている。物珍しさに加え、「扉」を開いて新しい物事を始めるのに縁起がいいネーミングとあって、“クラシック版”は京阪神でなく、東京でも贈答用などに引き合いが多い。
 ところが、市場に出始めた当初から、「クラシックもいいが、地元の民『デカンショ節』バージョンもぜひ飲みたい。」との声があったことから、同士酒造では新たな商品化を研究。4月に篠山市が発足するのに照準を合わせ、2月に醸造、新市の門出を祝う記念新発売となった。
 熟成の過程で約2週間毎日、酒に音楽を聴かせて造るが、一日中音楽を聴きっ放しだと、酒も疲れて風味が損なわれてしまう。そこで杜氏の長年の勘を頼りにもろみの熟成具合を見ながら、時々鑑賞を休ませるなどして醸造。工夫のかいあって、“民謡版”もまろやかで、きめの細かい味に仕上がった。
 2バージョンの味の違いは微妙だが、クラシック版が「優美」とすれば、」デカンショ版の方は「野生美」が特徴。いずれも冷やでも、かんにしても飲める。同酒造会長の西尾昭さんは、「瓶のデザインを一新したデカンショバージョンもいい手応えがあると思う。ふるさとの人たちに、あらためてこの酒に親しんでもらいたい」と期待を込めている。
 720ミリリットル詰め化粧箱入りで1200円、200ミリリットル詰めで400円(いずれも税別)。清酒鳳鳴の取扱店で販売している。問い合わせは鳳鳴酒造 TEL 079−552−1133。