篠山市長ブログ

サル対策 その2(市長日記)

平成24年9月22日(土曜日)

 

 市議会の質問で、サル駆除の話が出ましたので他市の例を調べました。

 篠山市は現状の群数、個体数を維持しながら、基本的には駆除に頼らず、電気柵、モンキードッグ、林辺整備、サルメールと追い払い隊などに全力をあげ、3年をめどに成果があがるよう取り組みます。

 

(一)大津市

 大津市には13群約660頭のニホンザルがいます。

 平成19年に「大津E群」と呼ばれる60頭の群れを駆除したことが話題になりました。

 調査すると次のとおりでした。

 通常はサルは人里へ出るにしても朝から夕方にかけてで、夜は山へ帰るのだが、このE群は夜も山へ帰らず、生活に大きな支障が生じ、加害レベルが非常に高かった。

 そのため、当初は30%の捕獲をしたが、それでも被害はおさまらず、やむなく全頭捕獲のうえ、殺処分の方針となった。

 しかし、この方針に対し、市内外から4,000件を超える抗議が殺到し、殺処分をやめて、今も牧場のゲージのなかで飼育しているとのこと。檻で3,000万、捕獲で600万、飼育で毎年800万円のお金を要している。

 

(二)東近江市

 東近江市には16群1,000頭以上のサルが生息している。

 滋賀県では自然の増加率8%であるので、駆除は10%までという方針であるが、東近江市では基本的に駆除はしない方針である。

 それは10%駆除しても被害は減らない、鉄砲の弾があたって死ぬことを理解するのは人間とオラウータンだけだという京都大学の研究結果もある。

 それよりサルが出にくい林辺整備とロケット花火を使うなど、組織的な追い払いが有効で、成果をあげている。

 駆除に頼ると追い払いにも力が入らなくなる。

 林辺整備は山の上の斜面まで広くすることが効果的である。

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