篠山市長ブログ

市名「丹波篠山」の要望(市長日記)

 篠山市商工会、丹波篠山観光協会、丹波ささやま農協から、篠山市の名称を「丹波篠山市」に変更することを検討するよう要望を受けました。
 この議論は、平成20年に駅やインターチェンジの名称を「丹波篠山」に変更しようという運動からはじまります。
 篠山市では平成22年に職員プロジェクトで検討、平成23年には市民アンケートをとろうとしたところ、市議会は「財政難のなか時期尚早」とされました。
 平成24年に市民等からなる「市名を考える検討委員会」で議論をしていただきましたが、意見は賛否二分し、「今は検討する時期ではなく、丹波篠山、篠山市のブランドを向上させるべきだ」とされていたものです。

 商工会は、
 『「丹波」は全国に知られる歴史ある旧国名であり、旧丹波国を構成する7市町が共有する貴重な地域ブランドであるといえます。
 丹波市は、市場における優位性を確保するため「丹波」を自治体名に使用し、そのブランドネームを活用した多種多様な情報を国内に広く発信しており、旧丹波国を構成する他6市町の地域ブランドを活用したまちづくりやイメージ、産業(商工観光、農林畜産業)、また一般消費者の認識にも影響を与えています。
 日々進化する情報社会の中、近い将来、篠山市・丹波市両市民は無論のこと、北海道から沖縄まで国内広く一般生活者において「丹波○○○」=丹波市のイメージが定着し、隣接する篠山市の特産品や観光、地場産業などの経済面やまちづくりに大きな影響を及ぼすことが予想されます。』

 観光協会は、
 『平成16年に丹波市が誕生し、最近では、丹波市のことを単に「丹波」と称されることが多くなり、地域団体商標に見るように旧国名「丹波」の冠を付して地域の特産物をはじめお土産物等地域経済に少なからず影響を与え、多くの観光客や一般消費者に誤解を与えるようになってきているのが実情です。
 篠山市が日本遺産の認定や創造都市ネットワーク加盟などますます篠山が認知されてきている中、観光振興の面からも市名の検討についてお願い申し上げます。』

 丹波ささやま農協は、
 『篠山市は、豊かな自然と特有の気候に恵まれ、デカンショ節の“丹波篠山~”にあるように、特色ある歴史文化と優れた農産物で「丹波篠山」として全国に広く認知されてきました。
 しかしながら、平成16年に丹波市が発足して以降、「丹波篠山」が丹波市と篠山市の両方の地域を指すという誤解や、「丹波篠山」が丹波市の一部であるかのような誤解を消費者等に与えるようになっています。
 JA丹波ささやまが取り組んでいます「農業者の所得増大」と「農業生産の拡大」の達成に向けて、「丹波篠山」を消費者等に幅広く認識いただくことは、有利販売の実現とともに丹波篠山の特産振興につながるものと考えています。
 “丹波篠山ブランド”をより鮮明に情報発信していくためにも、市名について「篠山市」から「丹波篠山市」に変更することをご検討いただくようお願い申しあげます。』
 というものです。

 今回の要望は、お隣の丹波市が誕生して10年以上たち、「丹波」のイメージが混同、混乱していることにあると思います。
 かつては、丹波と言えば篠山でした。
 ところが、丹波市のことを単に「丹波」と呼ばれることが多くなったために、丹波といえば丹波地域全体なのか、丹波市だけを指すのか判別できず、むしろ丹波市を指すような混同、混乱が生じてしまったのです。
 要望にあるように、丹波まつたけ、丹波栗、丹波茶など、篠山の特産でもすべて丹波市で作られているとの誤解もあります。
 「丹波篠山」についても同じです。丹波市の一部であると思われたり、丹波市と篠山市を合わせたものと誤解が広がっていると私も心配します。

 そこで市制発足20年(平成31年)をきっかけに、将来のために「丹波篠山」のブランドを生かすことが大切で、変更にかかる費用は負担ではなく、投資だとされました。
 私は平成25年に丹波市の辻市長に対し、「丹波」と「丹波市」のきちんとした使い分けの要望をしたことがあるのですが、何も気を遣われた様子はなく、この混乱は、もう止めようがないところに来ていると実感しています。
 どのような状況にあるか調査をしていきます。
 変更する、しないにしてもいずれにしても市制20周年は大きなきっかけだと思います。 

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