篠山市長ブログ

兵庫医大との協議はじまる(市長日記)

 兵庫医科大学のささやま医療センターが産科の分娩休止の意向をもたれていることについて、丹波篠山市との協議が始まりました。兵庫県の医務課長に立ち会って頂いています。

昨日7月22日に第1回目の協議がありました。

 

私の方(丹波篠山市)からは

1. 兵庫医科大学におかれては丹波篠山市の地域医療を守り、ご活躍を頂いてきたことに市民あげて心から感謝しています。

市民の中核的な病院と言えるためには、出産ができる産科は必ず必要で、昨年6月の協定書でも「産科の存続と充実」をうたっています。それが、半年余りで守られないのは余りに遺憾です。

兵庫医科大学にはその感謝の気持ちをこめて、病院の運営補助のみならず、大学の催しや「篠山学園」(介護福祉士の養成校)の開設に至るまで様々に協力を惜しまなかったし、地域医療に尽くされる大学として社会の評価も高まっています。新家さんから太城さんへの理事長の交代があったことが大きな理由と考えられますが、分娩休止はこれまでの信頼を一方的に破られるものです。

 

これに対し医大からは

(1)4月から産科の医師が2名となり、また医師にも「働き方改革」が求められている。医師を輩出する兵庫医大においても産科医は少ない。

 分娩にはリスクを伴い、安全で安心な出産のためには7月に開院した県立丹波医療センターへの集約が望ましい。分娩を休止したからといって産科を休止するものではなく、分娩前までは診察出来るよう検討したい。

 

これに対し私の方(丹波篠山市)からは

2. 分娩ができない産科は市民が望むものではありません。そこで出産ができてこそ産科に安心してかかれるのです。

どこの自治体にとっても、子育てや若い人の定着がいちばん大きな課題で、自分のまちで出産できることは何より重要です。いかに理由をつけても、どのように説明しても自分のまちで出産できないということは、若い人の失望を招き、定着に大きな打撃となります。

ささやま医療センターに期待することは、高齢者への対応もさることながら市民に夢を与える分娩のできる産科の継続こそが最大のものです。

 

さらに

3. 協定締結から半年余りでの結論で、これまで産科存続に向け努力を尽くして頂いたとは到底考えられません。産科医を増やすとか助産師さんを増やすとか、夜間アルバイトの先生を雇用するとか、存続に向けとり得る方法は考えられないのですか。

 

4. 長い間、ささやま医療センターを1人でも守ってこられ、市民3,000人以上の分娩に立ち会って頂いた池田義和先生が本年3月末で定年退職されました。

池田先生は、丹波篠山市の産科を守る強い気持ちをお持ちであったのに、どうして定年後も雇用されなかったのか、納得できません。

 

これに対し医大からは

(2)池田先生のやり方は、安全な出産とはいえないと考えている。医師2人でとり得る良い方法を考えていきたい。

 

というものでした。

 

おおよそ以上のようなもので約2時間半、平行線です。

次回は兵庫医科大学として意思決定のできる立場にある理事長にご出席を頂きたいとお願いしました。

8月中旬に開催予定です。

なお、この医大との協議とは別に、市民あげての産科充実に向けての検討会を今週の7月27日に開催します。

 

先の全く見通せない、大変難しい協議・検討となってしまっています。

くじけず一つ一つ進めていくしかないと思います。

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