篠山市長ブログ

3月議会(市長日記)

平成25年3月22日(金曜日)

 

 3月14日、15日の二日間、市議会の一般質問がありました。

 主な内容は次のとおりです。

 

1、会派 青藍会(吉田 浩明 議員)

【問1】

 ユネスコ創造都市「食文化」部門の登録を目指されていたと理解していました。

 しかし、昨年の暮れ、登録部門を「工芸・芸術」に変更されました。

 認証の可能性と取り組みの方向性についてお伺いします。

【答弁】

 ユネスコ申請に向けては、申請部門が7分野に限定されております。

 文学、音楽、フォークアート&クラフト、メディアアート、デザイン、食文化、映画の7分野です。国内では、神戸市と名古屋市がデザインで、金沢市がフォークアート&クラフトで認定されています。

 また、浜松市が音楽、札幌市がメディアアート、新潟市と鶴岡市が食文化の申請段階にあります。アドバイスを受けている佐々木雅幸先生からは、「日本から食文化部門に3自治体が申請しても、後発となる篠山市にとっては難しい。むしろ、篠山の地に根差した祭礼や能、器、町並みや里山景観といった農業をもとにした市民の暮らしそのものに魅力を感じる。」という意見をいただいています。

 こうしたことから、ユネスコ登録の部門については、「フォークアート&クラフト」での申請を考えています。篠山市の農都、食文化を活かした創造的なまちづくりの目指す方向性について変わることはありません。

 

【問2】

 「学校運営に保護者や地域住民の参画を制度的に保障する仕組み」として取り組むべきと考えます。

【答弁】

 平成25年度は、「地域とともにある学校づくり」推進校として、市内中学校1校を指定し、研究を進めます。

 

2、会派 破竹会(堀毛 隆宏 議員)

【問1】

 住民投票条例制定の必要性をどのように捉えているのか。

 制定に向けては、時間をかけて慎重に行い、絶えず議会への説明を十分に行って、意見を聞くことが重要である。

【答弁】

 特に住民生活に重大な影響を及ぼすことが想定される事案については、議会や首長が政策決定を行う場合に、これまで以上に住民の意思を反映していくことが求められるようになっており、住民投票制度は住民の意思を確認する手段として効果的な役割を果たすものと考えています。

 条例制定に向けてのスケジュ-ルですが、議会への説明を十分に行い、議会との意思疎通を図っていきます。

 

【問2】

 小学校の統合が進むなか、市長は「子どもたちの教育もふるさと篠山ほど良いとこはないんだという意識を高めていかなければなりません」とおっしゃっているが、この考えと矛盾しているように思う。

 大規模校は都会に出ていく子を育て、小規模校は地域に戻ってくる子を育てるという考え方についてはどうお考えか、市長の見解を問う。

 市の将来を担う子どもたちへの教育とはどういう方向性が必要なのか?

【答弁】

 ふるさと教育、篠山を誇りに思う教育の大切さについて申し上げます。

 日本の豊かさを支えた高度成長期は三高の時代とも言われました。高学歴・高収入・高身長です。こうした価値観が社会を覆い、高学歴・高収入を求めることは村を離れて都会へ出て行くことにつながりました。いつのまにか、自然豊かで水清く、空気が澄んだところは人が住まないという悲しい矛盾が起こり、不便なところは遅れたところだとなり、知識人と呼ばれる人ほど、自分の住む町を馬鹿にして暮らしてきたようなところがあるように感じています。結果的に、教育が地域や両親を乗り越えていくように仕向けたのではないかと考えています。

篠山市は、知れば知るほど好きになり、愛着がわき、やがてはそれは人としての誇りとなり、将来に志しをもった人物が生まれ出ると考えます。地域や両親を超える教育から地域や両親を愛する教育へと転換を図ることを篠山の教育では大切にします。

 

3、会派 公明党(園田 依子 議員)

【問1】

 健康や医療に関する24時間対応の相談窓口が必要ではないかと考えます。

【答弁】

 小児については、丹波健康福祉事務所が平成21年6月より「丹波地域小児救急医療電話相談」を開設し(平日:17時30分~翌8時土・日・祝日24時間対応)、子どもの急病や疾病に関する電話相談を行っています。平成23年度の実績は丹波圏域で相談件数1,745名、そのうちの約6割が3歳までの子どもで、相談内容の約5割が発熱と嘔吐でした。相談の時間帯は約8割が夜中12時までで、深夜帯の利用が約2割でした。また電話相談の61.8%が「相談のみ」で「医療機関受診・紹介」が31.6%でした。

 小児については、兵庫県の小児救急医療電話相談窓口を利用していただきながら、総合的な24時間健康医療相談については、今後検討させて頂きます。

 

【問2】

 篠山市においては、看護師の人材育成に力を入れる取り組みをされようとしています。医療従事者を目指す、中学生、高校生を対象に医療体験学習を企画できないか。

【答弁】

「トライやる・ウィーク」を市内各中学校で実施されています。今年度については、ささやま医療センター、山鳥病院、岡本病院、タマル産婦人科に計12人、23年度は19人の生徒が参加し、地域医療の現場を体験学習しています。

 また、昨年から兵庫医科大学ささやま医療センターでは、「中学生夏休み病院体験セミナー」を実施され、夏休みの期間中に16名の参加がありました。

 今後、市内医療機関の協力を得ながら講話や参加型セミナー事業の実施にむけ検討していきます。

 

4、会派 真風(大上 磯松 議員)

【問1】

 市道大沢新栗栖野線について当初の計画通り実行されるのか。最終的には杉地域の幹線につながる事が大事だと認識しますが如何にお考えか。

【答弁】

 市道大沢新栗栖野線については、国道372号線から篠山口駅へアクセスする道路として、1工区(大沢新から初田間)延長950m、2工区(初田から栗栖野間)延長1550mの事業を行っており、平成19年度に財政再建に向けた投資的事業を抑制し、1工区を休止状態といたしました。2工区が平成23年度に事業完了し、国道372号線から初田までの区間について現在供用開始をしています。

休止しておりました1工区においては、平成23年度より事業を再開し平成27年度完了に向けて現在事業実施中です。

最終的には杉地区の幹線につながることが大事だとのご指摘をいただいています区間については、山で遮断されており、計画ではオープンカット工法での整備計画となっていますが、地域の環境や景観などの影響などを考えればトンネル工法の検討も必要であり、概算事業費が約30億円必要と考えられます。早期の着工は困難と考えられます。

 

【問2】

 味間認定こども園、預かり保育キラリは、利用者数が増加傾向にあり収容可能人数が限界に近い状態であります。

 本来の認定こども園のあり方は、保育園及び幼稚園のすべてが同一敷地内にあることが理想であります。如何に考えておられるかお伺いします。

【答弁】

 現状の課題を解決するための園舎の増築や味間認定こども園が1箇所で運営できるための新築などについて具体的に検討を進めます。

 

5、隅田 雅春 議員

【問】

 高齢者の健康のためにインターバル速歩と健康ポイント制度を導入しては

【答弁】

 インターバル速歩とは、最初の3分は、普通のスピードで歩き、次の3分は、足を大きく開き、息が上がるほどの速いペースで歩くというように普通のスピードと速いスピードを交互に繰り返す運動です。

 来年度は、インターバル速歩やポールを使用したノルディックウォーキングを取り入れた「健康ひろば事業」を定着させていきます。

 健康ポイント制度については、兵庫県では、豊岡市が平成23年8月から取り組んでおられる事業で、ウォーキング目標が達成したり、健診を受診したり、健康講演会等へ参加したりすると、その内容に応じてポイントがもらえ、温泉の入浴券や運動施設の利用券等に交換できる他、10ポイント1円に換算し、小・中学校に寄付もできるというユニークな健康づくり事業です。その内容や効果について学んでいきたいと思います。

 

6、小畠 政行 議員

【問】

 定住促進の一環としてJR駅周辺開発について、草野、古市、南矢代、篠山口駅周辺に住宅開発の可能性はあると思われますが、どのようにお考えか。

【答弁】

篠山市は、町並みや里山を背景とする田園風景や集落景観にたいへん優れ、都市圏から1時間のエリアで篠山のようなふるさと環境が残っている所は、非常に稀であり、これは先人、先輩方が町並みや農地を大切に守ってこられた結果です。その成果の上に、丹波の森構想、農の都として農振農用地の保全、景観計画の策定、里づくり計画の策定など田園環境や歴史的なまちなみを保全するとともに、「計画のないところに開発なし」の考え方に基づき、地区整備計画などにより篠山に見合う住宅地開発を誘導しています。

今日まで継承してきた美しい篠山を他都市と同じような駅前や市街地環境にしては、何にも成りません。先人たちが培い今日まで継承してきたこの環境を大切にし、次代にも継承していくために、優良農地保全を大原則とし、必要がある時は、地域で合意した里づくり計画などにより、限られた一定の範囲や、集落にとけこむ形での、篠山に合う良好な開発は可能と考えられます。

 

7、奥土居 帥心 議員

【問】

 観光キャッチコピーで一体感ある街づくり

【答弁】

提言いただいた山口県萩市の「まちじゅう博物館」ですが、萩市には、萩の城跡や武家屋敷、町家、維新の志士の旧宅、寺院など、貴重な観光資源である「宝物」が数多く点在し、これとともに背後にある自然環境を屋根のない博物館とされています。平成17年には「萩まちじゅう博物館条例」が施行され、萩を訪れた人々に萩の良さや歴史を、愛着と誇りを持って伝えることで、「萩は、日本の心のふるさと」と思われるような、おもてなしをまちじゅうで推進されています。

 篠山市も萩市のように、ひとまとめにした観光のイメージづくりが必要だと思いますので、全国から公募するなどして丹波篠山の観光キャッチコピーを作成したいと思います。

 

8、河南 克典 議員

【問】

 丹波篠山ふるさと応援団寄付の推進策について

【答弁】

 篠山出身で市外にお住みの方で、毎月こつこつと3万円をご寄附いただいている方や、私と同じ岩崎出身のご夫婦で毎年ご寄附をいただいている方など、ふるさと篠山を気にかけていただき、温かい「思い」を持っていただいています。特典の内容や、手法などについては、ご指摘のように、篠山市の黒豆や丹波焼などによって、市外に大きくPRできる効果も考えられますので、今後検討していきたいと考えます。

 

9、恒田 正美 議員

【問】

 道路照明のLED化を

【答弁】

 街路灯については、新たに設置するものは、すでにLED化に取り組んでおり、本年度は市内53箇所でLEDの街路灯を設置しています。今後においては、新たに設置するものはLED化するほか、古いものをLEDにかえていくよう、計画を立て取り組みます。

 

10、渡辺 拓道 議員

【問】

 人・農地プランと農の担い手対策について

【答弁】

人・農地プランは、集落や地域の話し合いによって、

(1)今後中心となる経営体はどこか

(2)中心となる経営体へ、どうやって農地を集めるか

(3)中心となる経営体以外の農業者を含めた地域農業のあり方

これらを、集落の皆さんが自ら合意し、決めるものです。

平成24年度認定農業者や新規就農者などが、機械や施設を導入できる国庫補助事業に、「人・農地プラン」での位置づけが必要となりました。

県からは、他の国庫補助事業においても、プランづくりが採択要件になってくる可能性もあるという情報も得ており、認定農業者など中核的な担い手農家及び新規就農者と協議を行いながら、市が中心となり、広域的なプランづくりを進めたいと考えています。

また、集落の将来を考えるプランづくりも重要と考えています。集落に入り、プランづくりを支援したいと考えています。

集落営農については、「集落の農地は集落で守る」という観点から、積極的に展開しなければならないと考えています。

「集落営農は、農家が単に農作業を共同化するだけでなく、農家も非農家も、若い人も女性も、また出身者も、ファンも一体となって地域づくりをすること」「このなかに、農作業を担う(営農の)組織を立ち上げ、この農作業従事者に認定農家や新規就農者を組み入れることもできる」との考えで進めていきます。

 

11、森本 富夫 議員

【問】

 市道の舗装修繕計画を求める

【答弁】

 市道は、路線数1778路線で延長は約832キロメートルであり、その内舗装されている延長は約700キロメートルとなっております。

 平成23年度及び24年度に1及び2級市道の全て172路線と、その他の幹線道路の一部34路線について、路面性状調査(ひび割れ調査)を延長197キロメートル実施しました。市が管理しています市道の約28パーセントの調査ができた事となります。

 この調査結果を基に、舗装修繕計画を策定中です。

  また、3月に可決いただきました補正予算により、その他幹線道路56路線延長約71キロメートルについて追加調査を行い、残るその他市道の未調査路線については、集落内の生活道路が主であり路面性状調査は行わず、これまでと同様に道路パトロールと地元からの通報などにより修繕を行います。

 

12、林 茂 議員

【問】

 非正規職員にやりがいを

【答弁】

 非正規職員には、育児休業の代替職員としての臨時的任用職員、事務補助などに当たる日々雇用職員、そして給食センターや預かり保育施設など専門性をもった職場で働く非常勤嘱託員があります。市政運営上、これら多くの非正規職員が果たす役割の重要性は認識しており、今後においても、非正規職員のやりがいや賃金労働条件については、改善に努めたいと考えています。

 

13、木戸 貞一 議員

【問】

 篠山は子どもを遊ばせるところが少ないと聞きます。

【答弁】

子ども達の遊び場として市が管理しています公園は、王地山公園、住吉台公園、大沢公園等の都市公園が16箇所、よし池公園、ふるさと公園等のその他公園が18箇所、計34箇所あり、都市公園を中心にすべり台やブランコ、鉄棒などの遊具を設置しています。

また、丹波並木道中央公園やささやまの森公園などの県立施設があるほか、4月にはチルドレンズミュージアムの再開が予定されています。

今後、市職員による「(仮称)子どもの遊び場プロジェクト」の立ち上げを検討し、遊び場の確保や子育ていちばんにふさわしい施策を進めます。

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