篠山市長ブログ

震災ガレキについて、篠山市の対応(市長日記)

平成24年5月24日(木曜日)

 震災ガレキを自治体が受け入れるかどうか、その対応が、新聞等で報道されています。

 篠山市は、受け入れについて慎重に検討していますが、今の状況では、受け入れできないと判断しています。

 その理由は、国が示される安全性の基準、数値について、それで真実、安全であるのか、様々な意見があり、そうであるとの確信を持つことができず、従って、篠山市として、また市長として、そのように市民に説明や理解を求めることができないからです。

 市長として、市民に安全だと言って、責任が持てないからです。

 被災地の救済とは話が別なのです。

 今後も、国民あげての議論を注視し、検討したいと考えていますが、今の状況では受け入れを検討するため、例えば清掃センター周辺の住民に理解を求めていくというようなことはできません。

 参考までに、篠山市と交流都市である岐阜県高山市では、國島市長が、放射性物質を全国に拡散させる広域処理に疑問であること、医学的、科学的なデータの裏付けがないこと、風評被害への懸念などを理由として、受け入れできない旨の表明をされています。

 また、原発への考え方については、私は段階的にかつすみやかに、脱原発をめざすのが道筋だと考えています。それは人間が制御できないものであること、その廃棄物が何万年も危険をもたらすことを思う時、今の私達の生活のためだけに、大きな危険と負担を未来に残すことは許されないと考えるからです。

 大飯原発の再稼動について、近隣とも言うべき自治体の意見としては、どうすべきか検討します。

 なお、震災ガレキについて、市民から寄せられた賛成と反対のそれぞれのご意見を紹介します。

 今後は、ぜひ連絡先を示してご意見をいただければお返事もできますので、幸いです。

 

●震災ガレキ受け入れに「賛成」の意見 (匿名できました)

東日本震災の復興に際して、瓦礫の受け入れを、市としては受け入れ困難と発表されました。
これは市民全部の民意ではありません。
私は個人的意見としては、受け入れるべきだと思います。
と言うより、なぜ、受け入れ困難なのか、不思議でなりません。
阪神淡路大震災を経験した兵庫県民なら、どこよりも先に率先して受け入れるべきでは?瓦礫の撤去なくして復興はありえない、と言われてる今の現状なら、尚更、受け入れすべきではないでしょうか?
ましてや、他の地域では受け入れ賛成のところも多々あります、恥ずかしくないですか?
頑張ろう、東日本!やの絆!やの言う前に、するべき事があるのでは?
市民の1人として、市の判断に情けなくなりました。市民として誇りをもてなくなりました。市長をみそこないました。

 

●震災ガレキ受け入れに「反対」の意見 (実名できました)

兵庫県からの瓦礫についてのアンケートで篠山市は「受け入れない」と書かれていました。私自身も個人で瓦礫のこと、放射能のことを勉強し、原発の恐ろしさを知りました。
瓦礫を受け入れることは放射能を篠山市中にばら撒くことです。未来ある篠山の子どもたちの健康が脅かされ、そして田畑が汚染され特産物の黒豆や山の芋が汚染されることになります。周りの市町村が受け入れに前向きな中、篠山市長の勇気ある決断に感謝します。
しかし市民の皆さんは認識不足で、内部被曝の怖さや放射能の人体への影響を理解されていない方が多いように思います。特に子どもに関わる仕事につかれている方、給食センターの方、もちろん役場に従事されている方々にも篠山市の代表として勉強して意識を高めていく必要があると考えます。大飯原発50キロ圏内に含まれる篠山市として避難対策など課題は山積みだと思いますが、市民が同じ方向性をもてれば、災害時にも強いECO篠山市になれると思います。
長くなりましたが、子どもたちや篠山の自然を守っていただいてありがとうございました。市長頑張って下さい。

※両意見とも原文を掲載しています。

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