篠山市長ブログ

6月議会(市長日記)

平成24年6月14日(木曜日)

 

 6月12日、13日の二日間、市議会の一般質問がありました。

 主な内容は次のとおりです。

 

1、隅田 雅春 議員

【問】

 篠山に看護学校の誘致を。

 丹波市の県立柏原看護学校が平成27年3月で廃校となることが決まりました。ささやま医療センターでは、この3月に11名の看護師が退職するに伴い、病棟の整理・縮小がなされました。地元で看護師を育てる手立てを講じないと篠山の医療環境が心配されます。篠山に看護学校の誘致をと念願します。校舎としては廃校となる畑小学校を活用してはと考えますが、市長の見解は。

【答弁】

 医師会、病院等の医療関係者、丹波地域の看護関係機関、介護保険事業者等と連携し、「篠山市看護人材確保育成検討委員会」の設置を予定しています。

 このなかで、看護師が不足している実態について、現在の状況を把握し、また、資格を持ちながら、看護の現場から離れている潜在看護師を発掘し、再就職への支援等に取り組むなど、対策を検討していきます。

 「看護専門学校の誘致」については、検討委員会において検討し、前向きに取り組んでいきたいと考えます。

 

2、奥土居 帥心 議員

【問】

 篠山市起業支援補助制度について。

 最近篠山には、魅力ある店舗がたくさんオープンしています。「食べログ」などのインターネットサイトでも上位を占めるお店がたくさんあり、篠山の観光振興や農業振興に大きな役割を果たしてきていると言えます。すでに起業され成功を収めている方々から学ぶべきことは多く、その成功をもっと伸ばしていく手助けをしていくことは、市税の増加や従業員の雇用拡大などに結びつき、さらに篠山の持つ、美味しい・安全・素朴というイメージアップにつながります。

 すでに篠山で成功を収められ、篠山のイメージアップに貢献されている起業家から意見を聞き、その方々をより活かせる制度を作った方が、地域のにぎわいや定住促進への近道と考えますが市長のご意見は。

【答弁】

 現在篠山市では、篠山市商工会と連携して中心市街地の活性化を目的として、空き店舗に出店する事業者に対する初期投資経費の一部助成や貸し手との調整などの支援を行っています。

 しかし、全市的なものではないため、新たに開業・起業する方々を支援して、“ふるさと篠山に住もう帰ろう運動”をすすめ「篠山市定住促進重点地区」を中心とした定住促進を目的とし、支援することとしました。

 支援額は、初期投資経費の20%の額で、上限50万円と設定し、多紀・城東・西紀北・畑地区の「定住促進重点地区」においては、さらに20万円の上乗せを行います。

 今回は、初めての取り組みでもあり検証を行う中で、今後支援内容の再検討も行いたく考えております。

 

3、林 茂 議員

【問】

 国歌斉唱について。

 市内の小中学の生徒が卒業式等で国歌斉唱時に起立したまま全員が全く歌わない事実に奇異感を感じる。斉唱して当然だと考える。またそのことが国を思う心に通ずると思うが市長の考えは。

【答弁】

 「君が代」が国歌であることについては、「国旗及び国歌に関する法律」で定められているとおり、斉唱するように指導していきたい。

 

4、森本 富夫 議員

【問】

 ホタルの生息状況の把握を。

 平成22年3月に策定した篠山市環境基本計画の、「命をはぐくむ豊かな森と水を未来につなぐ」では、市内の様々なところを流れている清らかな水には、群れ泳ぐ魚や飛び交うホタルなどの水辺の生きものと謳われています。

 各地でホタルを見ることが出来るようになり、この6月の各河川沿いの夕刻は、ふるさと篠山の自慢できる風景のひとつと言えます。

 市内小中学校等の協力をお願いし、市内各地各河川のホタルの生息状況を調査してはどうでしょう。またホタルが生息していない河川では、その原因また環境の大切さを考えてもらい、行政の河川管理の面でも大いに参考になるのではないでしょうか。また、ホタルマップを作成して活用できるのではないでしょうか。

【答弁】

 ホタルは卵から成虫になるのに約1年かかるといわれています。

 6月頃に水辺の湿ったコケなどに卵を産み、ほぼ1ヶ月で孵化します。孵化したら幼虫はすぐに水に入り、約9か月の間、水中でカワニナを食べて成長します。成長した幼虫は、4月から5月の雨の夜にサナギになるために上陸し、柔らかい土を掘ってその中でサナギになります。土の中で40日くらいで羽化し、6月上旬から下旬にかけて地上に出て飛び回ります。成虫になってからの寿命は約2週間です。

 このように、ホタルの生息する環境としては、産卵するための緩やかな流れに接した水際のコケ、幼虫の餌となるカワニナが豊富で隠れ場所のある川底、サナギになるための水辺とつながった柔らかい土手、成虫の休息のための河畔林、などといった条件が必要です。

 また、5月~6月の草刈りはホタルの命を奪いとってしまう危険がありますので自治会によっては、川の草刈りの時期をずらして、ホタルへの影響を減らすなどの取り組みをしておられるところもあり、今後、各自治会にこの時期の草刈りの自粛を呼びかけます。

 篠山の自然環境を大切に守っていくために、本年度には生物多様性ささやま戦略を作成し、そのなかで市民参画のもとマップの作成を検討します。

 

5、園田 依子 議員

【問】

 交通安全対策について。

 登下校中の子どもたちを襲う痛ましい交通事故が相次いでいます。

 通学路の総点検を行い、問題点や問題箇所を洗い出し、また、子どもの視点で通学路の安全調査をするようにと分科相から通達されました。篠山市はいち早く各小中学校に調査依頼をされました。近年、小学校区など歩行者優先の生活道路を確保する「コミュニティー・ゾーン」がありますが、その一環として警察庁は昨年の9月に指定区域内の生活道路を時速30キロ以下に制限する「ゾーン30」の取り組みを推進するよう、都道府県警に通達をしています。こうした方策を検討していただきたいと思いますが、市長の見解は。

【答弁】

 「ゾーン30」の基本的な考え方は、ゾーン内は最高速度30km/hにおさえ、歩行者の安全が確保されることになります。ゾーンを設定するには地域住民の同意が必要になるため、実現可能なものから順次実施していくことになっており、導入にあたっては教育委員会が実施した総点検の結果を基に「ゾーン30」の設定が必要な個所については、公安委員会に要望していきたいと考えています。

 

6、前田 えり子 議員

【問】

 国民健康保険税の引き下げを。

 国民健康保険条例の改正案が出されていますが、すでに当初予算では、平均9,700円もの保険税引き上げです。

 払える保険料にするために、一般会計からの繰り入れや減免制度の充実が望まれますが、市長の見解は。

【答弁】

 本市の国保においては、中長期的に健全な財政運営を目指して行かなければならない状況となっています。

 平成24年度の国保税率算定にあたっては、一つには「医療費の動向にあった賦課に心がける。」、二つには「財政調整基金の効果的な運用をすることで最小限度の値上幅に抑え、被保険者の負担を軽減する。」この2点を重点項目として検討してきました。

 国保税は、原則、医療費の動向に応じて増減するものであります。24年度の一人当たりの医療費は対前年度と比較して3.8%の伸びになると見込まれることから、国保税の一人当たりの調定額も医療費と同程度の伸び率に抑えるために、財政調整基金を総額で2億227万1千円繰り入れることとしました。

 その結果、当初予算では、一人当たりの国保税額を9,700円(8.8%)の値上げを予定しておりましたが、今回の算定では、3,751円(3.7%)の値上げに抑える税率改正の提案となっています。

 

7、栗山 泰三 議員

【問】

 公式野球場の建設。

 隣接する市、三田市(キッピースタジアム)、丹波市(春日スタジアム)には素晴らしい野球場があります。篠山には野球場がない。5月の連休の長澤ソフトボールキャンプでは全国からチームが集まりますし、篠山中学校野球部は全国大会に出場する活躍をしています。厳しい財政であるが、子ども達が夢を持てるような、大きな取り組みは大事ではないか。

【答弁】

 篠山に公式野球場の建設が必要であるということ、それから、多くの市民の要望の声があるということは認識をしています。

 子ども達だけでなく、大人達にも夢を与える公式野球場の建設の実現に向け、場所や費用、その捻出について検討をしてみたいと考えます。

 

8、河南 克典 議員

【問】

 企業誘致の取り組みについて。

 市政執行方針で「篠山市の雇用を支える市内企業を支援し、さらに農工団地等への新たな企業誘致を実現すべく、平成24年度も市長のトップセールスを続けますと述べられております。

 厳しい企業環境の下、現状の中央農工団地の農地を幾らかでも市が先行取得し造成、更地化して企業誘致に臨むべきであると考えるが市長の考えは。

【答弁】

 進入路を含めた用地買収費用、造成費用等に多額の費用を要し、そのような費用は、今の篠山市で出せるものではありません。これまでの過剰な投資が失政に繋がってきたことを考えなければなりません。

 今できる方法は、地下水調査や井戸の設置、進入路の詳細設計、公共下水道エリアに編入することで国の補助金を受けての下水道管路工事や上水道料金の減免検討を行います。また、昨年度から土地や相続等の問題点の整理を司法書士や土地家屋調査士に依頼し進めています。

 加えて、企業のみなさんが、篠山市の自然風土や文化的価値を高く評価されていることです。よって、篠山の魅力をさらに高めることにより企業からも望まれる篠山市をつくりたいと考えます。

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